暮らす・働く

品川区役所の東側隣接地で新庁舎起工式 2029年9月の開庁目指す

鍬入れを行う森澤恭子品川区長(左から3人目)ら参加者

鍬入れを行う森澤恭子品川区長(左から3人目)ら参加者

  • 4

  •  

 品川区が11月19日、品川区新総合庁舎(品川区広町2)整備工事の起工式を行った。

地縄確認の様子

[広告]

 1968(昭和43)年に完成した現庁舎の老朽化やバリアフリーに対応するため、品川区は2017(平成29)年に新庁舎整備の方針に関する検討を開始。2020年には、品川区庁舎機能検討委員会を設置した。2029年6月末の完成、同年9月の開庁を目指す。

 新庁舎は、地上=14階、地下=2階。敷地面積は約8340平方メートル、延べ床面積は約6万800平方メートル。現庁舎の東側に隣接する空き地に建設する。

 アクセスしやすい低層階には、福祉や戸籍、税関係など、区民利用の多い窓口を配置する。交流やにぎわいの拠点としてカフェや多目的スペースを設け、JR大井町駅から新庁舎直結の歩行者専用通路を整備。環境面では、「ZEB Ready」「CASBEE-建築Sランク」「CASBEE-ウェルネスオフィスSランク」と、環境に関わる3つの認証を取得し、ゼロカーボンシティを目指す区の姿勢を打ち出す。

 新庁舎のコンセプトは「Well-being(ウェルビーイング) & Inclusion(インクルージョン) Shinagawa WISH」 。区民の幸福(Well-being)と、互いの個性を認め、支え合う寛容な地域社会(Inclusion)を実現し、未来に希望(WISH)を持てる区政と新庁舎をつくることを目標とする。

 起工式では、工事の安全と成功を祈願する鍬(くわ)入れや、建物の配置を確認する地縄確認を行った。式に出席した森澤恭子品川区長は「地域の防災力向上やにぎわい創出、利便性の更なる向上など、新庁舎がその中核を担い、本地域や品川エリア全体の価値を高めていきたい」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース