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目黒川をサウンドインスタレーション載せた船が往来 音楽ライブも

國本怜さんのサウンドインスタレーション作品《KAZE ― body》

國本怜さんのサウンドインスタレーション作品《KAZE ― body》

 アートプロジェクト「Meguro River Night Ambience(メグロ・リバー・ナイト・アンビエンス)」(品川区小山5)が9月5日、目黒川で始まった。主催はTokyo Sea Trip(トーキョーシートリップ、東品川1)。共催・企画・プロデュースはepigram(エピグラム、目黒区)。

五反田ふれあい水辺広場で一時停船し、作品を起立させる

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 目黒川の水辺の環境を生かし、アート作品を展示するプロジェクト。昨年9月ごろから、約1年かけて準備したという。epigram社長の玉井裕規さんは「ナイトクルーズ船に乗った体験から、目黒川に注目するようになった。桜の季節のみならず日常的に親しまれる水辺になれば」と話す。

 同プロジェクトでは、アーティストの國本怜さんによるサウンドインスタレーション作品《KAZE ― body》(カゼ ボディ)を載せた船が、目黒川を運航する。同作品は、風鈴をもとにした「KAZE」シリーズの発展形として、高さ4メートルの「金属の身体」を造形。数百の金属片を組み合わせることで、風向きや強さによってさまざまな音が鳴る。

 今後の運航日は、9月18日〜22日。運航区間は、目黒川の河口からホテル「雅叙園東京」(目黒区)付近まで。18時30分に天王洲の河口を出発し、雅叙園東京付近で折り返す。19時ごろから五反田ふれあい水辺広場(東五反田2)で一時停船し、作品を起立させる。20時ごろまで鑑賞時間を設け、20時20分ごろに天王洲に戻る。公式サイト上では、GPSによって現在地点がリアルタイム表示される。

 五反田ふれあい水辺広場では18時から21時まで、サウンドインスタレーションとして街灯にスピーカーを設置し、《KAZE ― body》と連動した音を展開する。

 初日を予定していた9月4日は、目黒川の増水で開催を中止した。翌5日の運航では、五反田ふれあい水辺広場に数十人が集まり、思い思いに作品を眺めたり写真を撮ったりする姿が見られた。

 関連イベントとして、9月12日には東品川海上公園(東品川水辺広場)で「水辺のライブパフォーマンス」を披露。特設ステージとして水上に屋形船を浮かべる。出演者は國本さんのほか、Tatsuro Murakami & Shin Arakiさん、Shoka feat. Kei Matsumaruさん、DJとしてEmerald/grrrdenさん。開催時間は17時〜20時(フードトラックは15時まで)。入場無料。

 目黒川沿いのカフェ「TONER」(西五反田3)では、國本さんの作品《KAZE #3 − double helix》を展示する。9月24日まで。

 「ライブパフォーマンスは、歩き回ったり食事したりしながら、自由に楽しんでほしい。海上公園の高所からは、水辺の風景がパノラマで見える。気持ちの良い時間になれば」と玉井さん。「今回の試みが自身の生活圏を地域の人が捉え直す機会になれば。『奇妙な船が走っている』みたいなちょっとしたきっかけから、水辺に目を留めてみてほしい」と期待を寄せる。

 いずれのプログラムも天候を観測しながら開催の可否を判断し、公式インスタグラムなどで告知する。