大崎・三木小学校にこいのぼり119匹-地域住民、卒業生らが協力

三木小学校の空にずらりと並ぶ119匹のこいのぼり。

三木小学校の空にずらりと並ぶ119匹のこいのぼり。

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 品川区立三木(みつぎ)小学校(品川区西品川3)で4月17日、119匹のこいのぼり揚げが行われ、空いっぱいに泳ぐ姿が子どもたちや近隣住民の目を楽しませている。

こいのぼり揚げに悪戦苦闘する子どもたち。

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 同イベントは今年で27回目。三木小学校の卒業生で結成される同窓会が、70周年を迎えた記念に70匹のこいのぼりを上げたのがはじまりだという。当初、同窓会有志が土曜日曜に行っていたが、いつしか学校行事として子どもたちが参加することになった。

 こいのぼりを結びつけるのは同小学校の6年生。体育館で作業し、こいのぼりをつないだ3本の縄を運動場へ運び出す。「こいのぼり」の歌とともに空に揚げられたが、縄やこいが絡まないように教師と子どもが悪戦苦闘する姿も。無事、119匹のこいのぼりが空にはためくと、その下を子どもたちが元気に駆け回っていた。

 今年は、近隣住民や同窓会から使わなくなったこいのぼりが11匹寄付された。また入学したばかりの1年生39人がウロコに似顔絵を描いて作った小さなこいのぼりも加わり、同小学校の空を彩っている。

 三木小学校の同窓会役員は「毎年この時期になると、近隣住民や卒業生が早朝から、風に吹かれて絡まったこいのぼりを直す姿も見られる。地域に愛されている伝統ある行事なので今後も続けていければ」と目を細める。また同小学校の山本のぶ子副校長は「子どもたちには、地域の人々に支えられていることを忘れず、こいのぼりのように今年1年も元気に過ごしてほしい」と話す。

 こいのぼりの掲揚は5月8日まで。降ろす際には同小学校5年生が参加し、6年生から5年生へ「こいのぼり行事」が受け継がれる。

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