品川の小学校で「経営コンテスト」-帽子で経営シミュレーション

11月15日、品川区立台場小学校で行われた「マニュライフCAPS 経営コンテスト2009 関東大会」で全国大会進出を決めた「winshot4」の子どもたち。品川区立後地小学校2名、中野区立新井小学校2名の混合チーム。

11月15日、品川区立台場小学校で行われた「マニュライフCAPS 経営コンテスト2009 関東大会」で全国大会進出を決めた「winshot4」の子どもたち。品川区立後地小学校2名、中野区立新井小学校2名の混合チーム。

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 品川区立台場小学校(品川区東品川1)で11月15日、小学生対象の「マニュライフCAPS 経営コンテスト2009 関東大会」が開催された。主催はジュニア・アチーブメント日本(港区)。

「CAPS 経営コンテスト2009 関東大会」で、一生懸命に相談する子どもたち

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 今回で4回目となる同コンテストは、マニュライフ生命保険会社(調布市)と社会福祉法人中央共同募金会(千代田区)の協賛を得て行われた。

 「CAPS(キャップス)」とは、ジュニア・アチーブメントが小学校高学年、中学生向けに開発した経営シミュレーション・プログラム。子どもたちがチームを組み、「帽子の値段」「仕入れ数」「宣伝広告費」「帽子に刺しゅうを入れる機械」などを決めてパソコンに入力する。その後、各チームの業績が出され、それをもとに次期の戦略を決めていく。ディスカッションを繰り返し、最終的に利益を多く出したチームの勝ち。

 ジュニア・アチーブメントの専務理事補佐の高木正明さんは「ディスカッションを繰り返すことで、論理立てた会話の必要性、意思決定力、リーダーシップ、チームワークなどを学ぶことができる。ただビジネスにかかわるものを身につけることが目的ではなく、子どもたちが自主的に楽しみながら経済・流通の仕組みに触れることが重要。時間が経つほどに子どもの頭の柔らかさを実感する」と話す。

 保護者として見守っていた千葉乃武子さんは「正直、ここに来るまでどういったことをやるのか理解していなかった。子どもはすぐに経済・流通の仕組みを理解して、楽しそうに学んでいる姿が印象的。こういった機会はなかなかないので参加して良かった」と笑顔で振り返る。

 参加した11チームのうち、全国大会へ駒を進めたのは「winshop4」「TKIK2009」の2チーム。12月6日に開催される全国大会で、全国から勝ち上がってきた8チームで優勝チームを決める。

 「winshop4」チームの子どもたちは「初めてやったけど、いきなり優勝できて良かった。全国大会でも勝ちたい」と意欲をみせた。

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