芝浦にフレンチビストロ-銀座のフランス料理店シェフが独立開業

フランス語で「仰せのとおりに」という意味を持つ店名は、「お客様の細やかなリクエストに応えたい」という思いから。「小さな店だが、お客様のリクエストに応えられるのは、この規模ならでは」と横田さん(左)。

フランス語で「仰せのとおりに」という意味を持つ店名は、「お客様の細やかなリクエストに応えたい」という思いから。「小さな店だが、お客様のリクエストに応えられるのは、この規模ならでは」と横田さん(左)。

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 芝浦にフレンチレストラン「ビストロ・ア・ラ・ドゥマンド」(港区芝浦2、TEL 03-6435-1017)がオープンして2カ月を迎える。オープン日は3月18日。

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 黄色い外壁が目印の同店は、和の旬素材をフレンチの技法で調理する。オーナーシェフは、銀座のフランス料理店「Restaurant IKH HUREE GINZA(レストラン・イヒ・フレーギンザ)」のプロデューサー兼シェフを務めた横田浩史さん。2008年2月、同店が土地開発のため閉店となったのを機に独立し、土地勘のあった芝浦で開業した。

 今年で料理人歴20年を迎える横田さんは「当時のお客さまがリピーターとしてご来店くださったり、近隣のタワーマンションの方々に足を運んでもらい、おかげさまで毎日満席状態。来店の際は、予約をしていただけるとうれしい」と好スタートぶりをアピール。

 ランチメニューは、ワンプレートの「パスタランチ」「プレートランチ」「鮮魚のグリル」以上1,000円)の3種類を用意。すべてに全粒粉のプチパンとフォカッチャの自家製パン、スープが付く。ランチコースは、前菜、パスタ、メーンディッシュ、デザート、コーヒーまたは紅茶が付く「Aコース」(1800円)や、パスタとメーンディッシュの代わりに魚料理、肉料理が付く「Bコース」(2,800円)を用意する。

 ディナーメニューは、築地から入荷する「鮮魚のカルパッチョ 柚子胡椒と彩り小野菜の庭園風」や、気仙沼から直送する「愛魚女のフリット 桜海老の香る春牛蒡のソテーとともに」(以上1,600円)など。このほか、アミューズ、前菜、魚または肉料理、デザート、コーヒーまたは紅茶などで構成する「コース料理」(3500円~)も提供する。旬の食材を多く使用するため、年4回のメニュー改変を予定する。

 横田さん「一押し」のメニューは、雑誌で紹介されて人気を集めているという「アラドゥモンド特製 フレンチ鯛めし」(1,900円)。タイの頭、かつお節、昆布などでだしを取り、シソの葉とネギ、タイのフィレをフランス製の小鍋「ココット」で炊き上げる。

 横田さんは「温、冷、さっぱり、濃厚など、調理法が偏らないように注意して、なるべく多くの料理を提供できるようにしている。契約農家や知人の漁師から取り寄せている産地直送の素材は鮮度抜群。今後もリピーターのお客さまを大事にし、この地元で長く愛してもらえる店にしていければ」と笑顔をみせる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時(土曜・日曜・祝日は12時~14時30分)、ディナー=17時30分~22時。月曜定休。

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