芝にダインニング「CHOTTO」-会社勤めのオーナーがビル建設で出店

6階建ての「GRASS BUILD」」1階に入居する「CHOTTO」。

6階建ての「GRASS BUILD」」1階に入居する「CHOTTO」。

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 JR田町駅近くの芝3丁目に6月28日、アットホームダイニング「CHOTTO」(港区芝3、TEL 03-6400-3213)がオープンした。

人気メニュー「アボカド・スモークサーモンのタルティーヌ」

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 経営はShiba-san company(同)。社長の堀川さんはリクルート(千代田区)に勤めており、不動産営業や住宅情報サイトの商品企画などを経て現在は新規事業開発に携わっている。土地を活用したビジネスを始めようと、1年ほど前に敷地を購入。6階建ての新ビル「GRASS BUILD」を建設した。

 「購入を決めて土地周りを調べてみると、都会でありながら下町文化が残っているとて興味深い街。特に芝3丁目エリアは映画『Always3丁目の夕日』のモデル地でもある。同ビルは、タワーマンションに住む新住民と昔からの旧住民、オフィスと居住エリアのちょうど中間地点に位置しており、さまざまな要素の際であることに面白さを感じた」と堀川さん。

 もともと地域活性に興味があったという堀川さんは、1階に飲食店をオープンすることを決意。2階は事務所、3階はSOHO、4階は住宅として貸し出す。

 「CHOTTO」のメーンターゲットは近隣のオフィスに勤めるOL。堀川さんは「芝エリアには大企業が集積しており、港区で六本木ヒルズに次いで2番目に就業人口が多い。ところがビジネスマンは田町駅前商店街に密集する飲食店に流れてしまう。一方、女性向けのカフェやダインニングが少ないことに着目した」と話す。店舗面積は15坪で席数は20席。

 メニューは、半蔵門のパン屋「ブーランジェリー・アー」(千代田区)のオリジナルの田舎パンを使用した「アボカド・スモークサーモンのタルティーヌ」(1,000円)や「チキンのエスニック風タルティーヌ」(900円)などのパン料理のほか、「和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」(1,300円)、「とろとろトリッパのトマトソース煮込み」(1,000円)などの煮込み料理を提供。

 ドリンクはグラスワイン(600円~)、グラススパークリングワイン(800円~)などをそろえる。ランチは日替わりで2~3種を用意。

 今後について、堀川さんは「近隣のオフィスは水曜がノー残業デーらしいので立ち飲みデーを作り、会社帰りのビジネスマンにも気軽にタルティーヌとワインを楽しんでいただくようにできれば。アートギャラリーとしても機能しており、販売収入の一部はチャリティー寄付に充てる予定。地元の方々と協力して、地域活性につながる活動を行っていきたい」と展望を語る。

 営業時間は11時30分~23時(ランチは15時まで)。日曜・祝日定休。

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