田町に「昔ながら」のスナック-4年ぶりに復活、若い世代の利用も

店長の氏田雄二さん。カウンター席にはカラオケの音響装置を設置していないので「静かに飲める」という。

店長の氏田雄二さん。カウンター席にはカラオケの音響装置を設置していないので「静かに飲める」という。

  • 0

  •  

 JR田町駅西口近くの慶応通り商店街に4月6日、「スナックBAR マーズ」(港区芝5、TEL 03-6435-1858)がオープンした。

アクリル板に和紙を挟んでこだわったという入口

[広告]

 同店は、「昔ながらのスナック」をコンセプトにしたカラオケスナック。経営は、食のコンサルティング業を行うフードリンゲージ(中央区)が行い、千葉県八街市の和食店「十割そば・新日本料理 黒麦」の姉妹店となる。

 店舗面積は15坪で、席数は40席。「昔のお客さんを呼び戻している」と話すのは同社取締役の氏田雄二さん。「マーズ」は1990年、同商店街に氏田さんの両親が開いた。2002年には1階を立ち飲み店、2階をスナックとしてリニューアル。その後4年間営業して閉店した。約4年ぶりとなる再オープンを迎え、氏田さんは「今、スナックがはやっていると思う。『スナックに行ってみたい』という若い人が上司に連れられて来ることも。若い世代には、昔ながらのスナックが新鮮に映っているのでは」と推察する。

 料金はチャージ料金(アイス、ミネラル、お通し付き)制で、男性=3,000円、女性=2,000円。500円追加でハウスボトル飲み放題(90分限定)プランも。メニューは、姉妹店「黒麦」より取り寄せた食材をアレンジして提供。「アボカドディップ」「自家製唐揚げ」(以上800円)、「イカのちゃんちゃん焼き」「あさりワイン蒸し」「自家製ローストポーク」(以上900円)、「カニあんかけチャーハン」(1,200円)などを用意する。客単価は3,500円。

 氏田さんは「スナックの良さは、お客さま同士が友達になれる。当店の両隣もスナックだが、昔から顔なじみなので、満席の時には互いに紹介し合っている。1人でも大勢でも楽しめるので、スナックに行ったことのない人たちの行きつけになるよう、はやらせていきたい」と意気込む。 

 営業時間は、19時~深夜。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース