大井町で食べ放題イベント「粒谷区民まつり」-ツイつながり27店舗出店

イベント会場となったきゅりあんは、品川区立総合区民会館の愛称。ラテン語の「集会所」を意味する「キュリア(curia)」が語源の造語で、「人が集まり、ふれあうように」との願いが込められている

イベント会場となったきゅりあんは、品川区立総合区民会館の愛称。ラテン語の「集会所」を意味する「キュリア(curia)」が語源の造語で、「人が集まり、ふれあうように」との願いが込められている

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 ツイッターで生まれた架空の特別区・粒谷区とユーザー有志が12月25日、クリスマス食べ放題イベント「ツイ☆クリ2010 ~Twitterで集めた全国うまいもん大博覧会・第2回粒谷区民まつり~」を開催した。場所は大井町の「きゅりあん」7階イベントホール(品川区東大井5)。

粒谷区のTシャツなども販売された

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 同イベントには、「第4回B-1グランプリ」でゴールドグランプリを獲得した横手やきそば、ツイッターで福岡・大名地域の飲食店を盛り上げる運動を展開する「大名なう」参加店など、計27店が出店。広域品川圏の飲食店では、大井町のラーメン店「とよや」(品川区南品川5)、五反田の居酒屋「いもたろう」(東五反田1)、「さいた堂」(西五反田1)、洗足の自ビールパブ「PANGAEA(パンゲア)」(小山7)らが参加した。

 イベント中盤には、発起人の一人である税所伸彦(さいしょ・のぶひこ)さんが経営する大井町の「すし処 さいしょ」(品川区大井4)による、近畿大学生まれ・天草育ちの完全養殖「天空まぐろ」の解体ショーを実施。約2000貫のマグロの握りすしが振る舞われた。イベントの翌朝には、「今だから言えるんだけど実は鮪の解体ショーなんてやった事なかったんだよね」(原文ママ)と、事後報告ツイートも。

 「いもたろう」を経営するフォー・リーフ・クローバー代表の吉村真太郎さんは「もともとお祭り好きで、すし処さいしょさんに誘われて参加を決めた。お客さんとツイッター上で会話すると、不特定多数のユーザーの目に留まるもの。今回のイベントは、新規の見込み顧客に対して店の雰囲気を知ってもらう良いきっかけになると考えた」と話す。

 友人2人と会場に訪れたIT企業勤務の佐々木淳さんは「全店のメニューを制覇するつもりでやって来た。店員さんと直接会話することで接客の雰囲気を知ることができる。好印象だった店には、後日ぜひ行ってみたい」と笑顔を見せる。

 当日は、「ケツダンポトフ」のそらのさんによる「ダダ漏れ食べ歩き」も実施。粒谷区立管弦楽団サジタリウスの「アンサンブルコンサート」、落語家・立川こしらさんとゲームデザイナー・米光一成さんによる「ツブヤ大学特別生講義」など、さまざまな催しも実施された。

 イベント終盤には、主催者からクリスマスプレゼントが当たるジャンケン大会も開催。スタッフが公開プロポーズをするハプニングもあったが、こちらは無事受理された。

 来場者数は334人。チケット共同購入サイトで発売された「KAUPON先行チケット」200枚がわずか4 時間15 分で完売し、残りはイープラスの予約チケット購入者と当日券の入場者だという。

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