東急目黒線の不動前駅近くに12月4日、ワインバー「a tempo(ア テンポ)」(品川区西五反田4、TEL 03-3492-7579)がオープンした。
オーナーソムリエの中山文和さんが、妻のあかねさんと切り盛りする同店。横浜プリンスホテル(横浜市)で4~5年バーテンダーを務めた後、五反田、銀座のショットバーなどを経て、六本木の「マルズバー」(港区)で8年間の修業を積んだ。不動前への出店について、「妻の地元でもあり、自分たちも住んでいてなじみがある街だから。自分が行きたいと感じる店を作りたかった」と話す。店舗面積は7坪で、席数は8席(カウンター6席、テーブル2席)。
店名の「a tempo」は、音楽用語で「元の早さに戻す」という意味。「店にいらっしゃったお客さまが本来の穏やかな気持ちに戻れるような、心安らぐ店作りを目指す」という。
メニューは、「キノコづくしのパスタ」「えびとアンチョビーのパスタ」(以上850円)、「家庭の味わいポテトサラダ」(430円)、「ノマリエの自家製ピクルス」(380円)などを用意。「ノマリエ」とは文和さんの造語で、「お酒に飲まれているソムリエ」に由来する。
ワインの価格は、グラス=650円~、ボトル=3,800円~。米・カリフォルニア州で日本人が作った「ナカイ・ソーヴィニヨン・ブラン」(グラス800円)、同じく仏・ブルゴーニュ地方で日本人が手がけた「ブルゴーニュ・ルージュ/ルゥ・デュモン」(同700円)などをそろえる。このほか、「スプモーニ」「サイドカー」(以上700円)などのカクテルも。
文和さんは「まずはグラスワインを試していただき、気軽な気持ちでワインを好きになってほしい。今後はランチ営業、カフェタイムの営業も予定している。この街で地元に愛される店を夫婦2人で末永く営業していきたい」とほほ笑む。
営業時間は17時~24時。