白金のすし店を19歳店長が切り盛り-本場九州の味を提供

「すし処 博多 玄海」を切り盛りする19歳の加藤基晃さん。

「すし処 博多 玄海」を切り盛りする19歳の加藤基晃さん。

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 白金北里通り商店会に「すし処 博多 玄海」(港区白金6、TEL 03-6450-4484)が3月19日にオープンした。

「すし処 博多 玄海」の外観

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 席数は、1階=カウンター席8席、2階=10席の2階建て。それぞれ別に本職を持つ岩浪さん、川口さん、石本さんの3人が共同で経営し、店は19歳の加藤基晃さんが1人で切り盛りする。加藤さんは中学を卒業後すぐに福岡の寿司割烹で約4年間修業。当時の利用客だった岩浪さんとの縁で、新店を任せられることになった。実家も割烹料理店だという加藤さんは「カウンターを挟んでお客さまとコミュニケーションがとれて楽しい」とほほ笑む。

 魚と食材は福岡から取り寄せる。東京と九州では「出し方が違う」と加藤さん。「例えば江戸前では、白身魚を寝かしてうま味成分を出すが、九州では寝かさない。歯応えがありすぎると言われることもある」という。メニューは、造り(3,500円~4,000円)、上にぎり(3,500円)などを用意し、甘くて濃いたまりじょうゆで、本場九州の味を提供する。

 このほか、明太子や筑前煮(以上500円)なども用意。「まだ身内にしか出していない」という太巻き(価格は検討中)も「おすすめ」だという。ドリンクは「魔王」「島美人」「伊佐美」(700円~)など九州の焼酎をメーンに、日本酒(700円~)、生ビール(700円)などをそろえる。客単価は8,000円。

 3月1日に上京したばかりの加藤さんは「白金の街は思っていたよりゆっくりした時間が流れている。食に関していろいろと詳しいお客さまも多い。地元の方にご利用いただき、今後時間に余裕ができたらランチ営業もやってみたい」と意欲をみせる。

 営業時間は18時~翌2時。

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