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北品川で舞台「品川湊夫婦心中」-文学座の舞台監督率いる「巣林舎」が上演

「品川湊夫婦心中」出演者と演出家の鈴木正光さん(前列右から2番目)

「品川湊夫婦心中」出演者と演出家の鈴木正光さん(前列右から2番目)

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 北品川本通り商店会のフリースペース「楽間」(品川区北品川1、TEL 03-5463-1297)で1月20日より、劇団「巣林舎(そうりんしゃ)」による舞台「品川湊夫婦心中-(津国女夫池より)」が始まる。

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 2003年、近松門左衛門の戯曲を上演するために設立された同劇団。代表・台本・演出は、文学座で舞台監督を務める鈴木正光さんで、これまで新宿の紀伊国屋ホールで約7年間上演を行ってきた。

 同劇団の公演に太鼓や竹笛などの音響で参加していたのが、今回の企画・制作を務める守半總本舗(大田区)。主な事業はノリの製造・販売だが、社長の湯澤元一さんはプロの和太鼓奏者としても活躍しており、和太鼓教室の運営や和太鼓チームのイベント出演なども行っている。

 湯沢さんは「昨年は紀伊国屋ホールで場所が取れず上演できなかった。そんな中、商店会から楽間で和太鼓の演奏を持ちかけられた。音が響くので和太鼓は難しいが、舞台なら面白いのでは、と鈴木さんに提案したことがきっかけとなった」と振り返る。

 出演は、文学座の岡本正巳さん、細貝光司さん、藤﨑あかねさん、タレント・役者の渡部璃佳さんなど。

 「近松の作品は人間の内面から生まれるさまざまな感情が盛り込まれており、現代に通じるものがある。今回は品川を舞台に近松の世界を表現する。最後に大きなどんでん返しもあるので、ご期待いただければ」と鈴木さん。

 湯澤さんは「北品川本通り商店会の協力があったからこそ実現ができた。文化や伝統などの心の癒やしを提供し、地域活性化に貢献できれば。需要があれば今後も定期的に開催したい」と意気込む。

 上演時間は日によって異なる。料金は1,000円で当日券あり。申し込みは守半總本舗(TEL 03-3737-7446)まで。

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