田町駅近くにコーヒーショップ「Coffee Wrights(コーヒーライツ)芝浦」(港区芝浦3、TEL 03-5442-6030)がオープンして3カ月がたつ。運営は飲食業や地域プロデュース事業を展開するWAT(目黒区)。
同店は株式会社SHIBAURA HOUSE(シバウラハウス)社屋の1階に出店した。社屋の設計を手掛けたのは、世界で活躍する建築家・妹島和世(せじまかずよ)さん。ガラス張りの建物で、1・2階にはフリースペース、3階にはセミナールーム、4階にはSHIBAURA HOUSE社のオフィス、5階にはイベントスペースがある。
同ブランドは三軒茶屋や蔵前でも展開中で、芝浦が3店舗目。店舗面積は22.5坪、席数はテーブル25席で、フリースペースでも飲食可。
バリスタの森田明日香さんは「店名は『コーヒーをつくる人』という意味。豆の生産者や店舗スタッフだけではなく、コーヒーを買うお客さまも『コーヒーをつくる人』の1人として考え、さまざまなコーヒーの楽しみ方を提案している」と話す。
コーヒー豆は、世界中の農園の豆を味見して、その時々で納得できるものを厳選。豆の個性が際立つように焙煎(ばいせん)・抽出し、ブレンドしない「シングルオリジンコーヒー」を提供する。コーヒーメニューは、「ハンドドリップ」(ホット=500円、アイス=550円)や「カフェラテ」(480円)、「カプチーノ」(430円)など。店内ではコーヒー豆の販売も行う。
そのほか、「チャイラテ」や「温州みかんジュース」(以上500円)、「自家製レモネード」(550円)など、各種ドリンクメニューも用意する。
フードメニューは「バナナパウンドケーキ」(400円)や「あんバタートースト」「シナモンシュガートースト」「りんごパウンドケーキ」(以上450円)、「ぶどうタルト」(520円)、「クロックムッシュ」(700円)など。客単価は700円。
「今後はスペースを活用して、ハンドドリップの講座やキッズイベントなどをしていきたい」と森田さん。「コーヒーショップは少し敷居が高いイメージがあるかもしれないが、スタッフがしっかり説明させていただく。どんなふうにコーヒーを入れているのかなど、気軽にお声掛けいただければ」とほほ笑む。
営業時間は9時~18時。土曜・日曜・祝日定休。