洋菓子店「Patisserie sLier(パティスリー エスリエール)」(品川区南品川1、TEL 03-6433-2161)が京急新馬場駅近くの旧東海道沿いにオープンして1カ月がたった。経営はプラックス(渋谷区)。
場所は今年4月に閉店した「Patisserie fufu La fee claire(パティスリー フフ ラフェクレール)」跡。店名は「新馬場」の頭文字である「s」とフランス語で「結びつける」を意味する「Lier」を組み合わせた造語。
エグゼクティブシェフの土谷豪さんは、フランスで約10年間修業した経験を持つ。パリのパティスリー「Ble Sucre(ブレシュクレ)」や、ミシュランで3つ星を獲得したフォーシーズンズホテル内のレストラン「Le Cinq(ル・サンク)」などに勤めた。
「パティスリー エスリエール」では、土谷さん自ら考案したケーキを提供。「若い世代のパティシエが活躍する場になれば」という思いから、若手スタッフを育成する場としても運営する。
メニューは、「苺バニラタルト」(440円)やスペイン産の栗を使う「モンブラン」(520円)、「シュークリーム」(320円)、「4種のベリーのチーズケーキ」(460円)、「エスリエールプリン」(340円)など13種類の生菓子を提供する。「宇治田原産抹茶のシュークリーム」(500円)や、パリの伝統菓子をアレンジした「パリブレスト」(440円)なども。
そのほか、「サブレショコラカシス」(420円)や「オートミールサブレ」(460円)などのサブレやキャラメル(580円~)などの焼き菓子、約11種類のパウンドケーキ(1本=1,260円~、カット=120円~)などをそろえる。
今後について「ソフトクリームのテークアウトを始めたい。夏の旧東海道散策のお供に」と土谷さん。「店名の通り、地域の方々とつながる店になれたら。近隣の天王洲エリアには企業も多く、焼き菓子は手土産などにもおすすめ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~19時。水曜定休。