カフェバー「monkey puzzle(モンキーパズル)」(品川区東五反田3、TEL 03-6876-0172)が7月1日、都営浅草線高輪台駅近くの桜田通り沿いにオープンした。
店主の屋代陽子さんは、イギリスの公的資格を取得したアロマセラピスト。「人の役に立ち、植物を五感で楽しめる場所を持ちたい」と、飲食業態での独立開業にこぎ着けた。
カフェバーをメイン業態とし、定期的に作家による作品展示を行うほか、観葉植物の販売も行う。店名は、南米原産の常緑高木「モンキーパズルツリー」に由来。「ゆっくりと大きくなる品種。この店も、さまざまな方と関わることで成長していけたら」と屋代さん。店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=5席。
ドリンクは、季節の素材とスパイスを使う自家製酒(700円~)やノンアルコールのフルーツソーダ(600円~)を提供する。リキュールやシロップは、複数の素材を漬け込むのが特徴。屋代さんは「自身の体調に合ったドリンクを選ぶなら、いい香りだと感じたものを飲むのがお薦め」と話す。
現在のラインアップは、「イチゴ×ナツメグ×レモン」や「トマト×ライチ×ブラックペッパー×唐辛子」、「金柑×ジャスミン」のほか、ノンアルコールの「イチゴ×ハッカク」や「ルバーブ×ミント×ライム」など。
そのほか、ギリシャ産の白ワイン「プローエス」(グラス=700円、ボトル=3,600円)や赤ワイン「オーガニック・リムノス・レッド」(グラス=850円、ボトル=4,050円)、ジン「タンカレー」、「クラーケン ブラック スパイスド ラム」(以上700円~)、ウイスキー「ラフロイグ」(900円~)など。コーヒーやオーガニックハーブティー(各500円)も。
フードメニューは、食材の仕入れに合わせたメニューを提供する。ドリンク1杯とつまみ2品を選ぶ「ちょい飲みセット」(1,000円)や「カルダモン香る生ハムマリネ」(630円)、自家製マスタードを添える「ソーセージ盛り合わせ4種」(950円)、和歌山産の実山椒(ミザンショウ)を使う「山椒そぼろと薬味たっぷり冷やし和え麺」(980円)、「疲労回復! クコの実とトマトのカレーライス」(950円)など。
販売する植物は「エケベリア」(2,000円)、「ミルクブッシュ」(4,600円)、「ウチワサボテン」(6,900円)など。以上税別。
現在は、児童文学作品に登場する食べ物の再現レシピ集「おいしいおはなし」の写真展も開催している。8月10日まで。関連イベントとして、7月27日15時から朗読と図画工作ワークショップの会を開く。参加費は、大人=800円、子ども=500円(軽食とスペシャルドリンク付き)。定員15人。参加希望者は、店頭か電話で事前予約が必要。
「地域の方が訪れやすい場になればうれしい。お子さんも歓迎」と屋代さん。「お茶やお酒を味わったり、展示を眺めたりとゆったり過ごしてもらえたら」とほほ笑む。
営業時間は、平日=12時~16時、18時~22時、土曜・祝日=12時~18時。日曜定休。ランチ営業は火曜~金曜のみ。