武蔵小山商店街振興組合(品川区小山3、TEL 03-3786-1001)が、商店街の加盟店で買い物時に提示することでポイントがたまる独自のポイントカードとクレジットカードを刷新して2カ月がたった。
1993(平成5)年に発行を開始した「パルムポイントカード」の利用者数は、5月29日時点で3万8737人。今回新たに「PALM POINT & MONEY CARD」と改称し、カードにお金をチャージしてキャッシュレスで買い物ができるプリペイド機能を追加した。チャージや支払いでポイントをためると商店街の加盟店で1ポイント=1円として使用できるほか、パルム会館でポイント数に応じた特典と交換できる。
1971(昭和46)年に発行を開始した「パルムクレジットカード」は、ポイント機能に加えてクレジット機能を備えたカード。今回のリニューアルで「PALM CARD」に改称した。プリペイド機能を付与するほか、国際ブランド「マスターカード」に加盟したことで日本全国の加盟店で使用できるようになった。使用に伴うポイント還元率もリニューアル。毎月28日は「パルムクレジット感謝DAY」として、最大5%を還元する。
刷新のきっかけについて、同組合は「組合が加盟店舗に提供しているカード決済・ポイント端末機の老朽化や法律改正、昨今のキャッシュレス化の流れを鑑みて、システムの大幅リニューアルに踏み切った」と話す。
「PALM POINT & MONEY CARD」は、商店街内やパルム会館、各店舗に設置されたパンフレットに付属しており、入手してすぐに利用できる。入会申し込みをすると紛失時の保障やDMが届くほか、100ポイント加算される。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、導入予定店舗の半数の端末機設置時期が不透明になっているという。「PALM CARD」は現在準備中で、7月~8月開始を予定。体制が整い次第、既存会員に順次案内を始め、ウェブ申し込みも実施する。
カードのデザインについて組合担当者は「新ポイントカードは赤をメインカラーとし、商店街マスコットの『パル』を大きく配置した。新クレジットカードは黒を基調にし、シックな雰囲気を演出している」とこだわりについて話す。
「カードを使用することで、パルム商店街加盟店でお得に買い物ができるので、商店街をより一層楽しめるはず」と担当者。「新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら、カードを基軸にさまざまなイベントを企画したい。商店街だけでなく、武蔵小山地域全体が盛り上がっていくような運用もしていければ」と意気込む。
両カードについての情報は、武蔵小山商店街パルム公式サイトで随時更新する。