ラーメン店「新橋 纏(まとい) 目黒不動前店」(品川区西五反田5)が不動前駅近くにオープンして1カ月がたった。運営はSTAK(千代田区)。
「新橋 纏」(港区)の3号店。店舗面積は36平方メートル。カウンター席のみで、席数は11席。
店名は、江戸時代に町人で組織された町火消(まちびけし)の旗印「纏」に由来する。店長の加藤隆昭さんが「新橋のラーメン店として一番になり、業界を引っ張っていきたい」という意気込みを込めている。
加藤さんは、中華料理店で10年間勤めた後に別の料理店に転職。ラーメンの奥深さに感銘し、ラーメン一筋となって13年ほどたつ。「本店が軌道に乗り、スタッフに任せても大丈夫だと思って次の店舗を探していたところ、知り合いから元つけ麺屋の居抜き物件を教えてもらった。地域住民の和やかな人柄に引かれて開店を決めた」と話す。
ラーメンには、大山鶏と薩摩軍鶏、国産鴨からだしを取った鶏ガラスープと、三河屋製麺(東久留米市)から仕入れる国産原料の細麺を使う。「つるっとして喉ごしがよく、毎日食べたくなるようなさっぱりとした味を目指した」と加藤さん。目黒不動前店は本店より厨房(ちゅうぼう)が広いため、調理工程を増やし、鶏ガラの質を上げたという。
メニューは「中華そば」、えぐみが出にくい平子(ひらご)ニボシを使う「平子煮干そば」(以上850円)、国産のゲソを使う「烏賊(いか)干鳥白湯(とりぱいたん)そば」(950円)などを提供する。並盛り=150グラム、大盛り=225グラム(追加料金150円)。
つけ麺はもちもち感のある麺が特徴。「濃厚鶏つけ麺」(並盛200グラム、大盛300グラム=900円、特盛400グラム=1,000円)、「特製濃厚鶏つけ麺」(同=1,100円、同=1,200円)などを用意する。
トッピングは「玉葱」(100円)、「味玉」(120円)、「豚チャーシュー」「鶏チャーシュー」(300円)などをそろえる。客単価は950円。
「すでにリピーターになってくれた人も。酒を飲んだ後の締めのラーメンとしてもお薦め。まずは食べに来てほしい」と加藤さん。「今後も店舗数を増やしていきたい。コンセプトに共感する方は、社員やアルバイトにぜひ応募して」とも。
営業時間は11時~15時、17時30分~21時30分(祝日は20時まで)。土曜・日曜定休。スタッフが集まり次第、営業時間を22時まで延長し、土曜・日曜も営業予定。
新型コロナウイルス感染症対策のため、扉を開け、入り口に消毒液を設置。スタッフはマスクを着用する。