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北品川近くに「煮込屋赤ねこ」 キッチンカーの仕込み物件を改装

店主の斉藤顕吉さん

店主の斉藤顕吉さん

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 「煮込屋赤ねこ」(品川区北品川1)が北品川駅近くの旧東海道沿いにオープンして3カ月がたった。

「煮込屋赤ねこ」の外観

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 店主の斉藤顕吉(けんきち)さんは、2016(平成28)年からキッチンカーでの移動販売を開始。煮込専門で営業しようと思ったきっかけは、アルバイト先の居酒屋で興味が湧いたため。「店を出すなら専門店と決めていた。キッチンカーでは注文から品出しまでの時間が大事。仕込んでおけば温めて出せるので、相性がいいと感じた」とも。

 実店舗は、1年前から仕込み場所として借りている物件をDIYで改装した。店名は、「煮込料理で有名な店は動物の名前を使っている印象があった」ため、煮込みで使用する赤みそと飼い猫から決めたという。ロゴは煮込みに使う木蓋をイメージ。店内は飼い猫の毛並みに合わせて、グレーをメインに仕上げた。店舗面積は約8坪、席数は立ち飲みスタイルのカウンター約10席。

 斉藤さんは「テレビなどで取り上げていただいても、移動販売だとお客さんが店の位置を把握しにくかった。店を構えれば、別の用事で近くに来た人も訪れやすいと思った」と話す。

 フードメニューは、牛筋と赤身肉を赤みそで煮込んだ「牛煮込単品」(600円)と豚筋を白みそで煮込んだ「豚煮込単品 辛坦々ベース」(500円)で、200円追加すると丼にもできる。トッピングに温泉卵、チーズ(以上100円)、「具増量」(200円)、ニンニク(無料)を用意する。テークアウトに対応し、持参したタッパーや鍋での持ち帰りも。

 ドリンクメニューは、生ビール、ハイボール、コークハイ、サワー(ウーロン、ユズ、レモン)、スパークリングワイン、梅酒(以上400円)、日本酒(500円)をそろえる。客単価は1,000円。

 キッチンカー3台を使った移動販売も継続し、ランチメニューを中心に店舗から2~3キロの範囲内で運営する。「2月からコロナ禍の影響でランチの売り上げが落ち始めていたが、店舗をオープンしたことでテークアウト需要を感じた」と斉藤さん。「今後はゆずドリンクを販売予定。今は居酒屋スタイルで提供しているが、煮込定食専門店も出店していきたい」とも。

 営業時間は、月曜・日曜=16時~22時、火曜~土曜=11時30分~22時。新型コロナウイルス感染症対策として、カウンターに消毒液、キッチンとの間に飛散防止フィルムを設置。スタッフはマスクを着用し、扉を開放して換気する。

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