毎年恒例の期間限定焼き芋店「超蜜やきいも pukupuku(プクプク)」(品川区西大井2)が12月4日、西大井駅近くの個人宅軒先にオープンした。
店長の須藤武志さんは西大井出身。2012(平成24)年から毎年12月~翌3月ごろ、実家のガレージスペースに自家製石焼き窯を設置し、期間限定の焼き芋店を開いている。
実店舗の営業期間外は、オンライン販売や催事出店を行う。11月17日にスタートした同店監修「超蜜やきいもトースター」のクラウドファンディングは、12月14日時点で目標金額の20倍を超え、650万円以上の支援金を集めている。
メニューは「超蜜やきいも」(1本500円、密閉パック・冷凍品は550円)のみ。本年度はメディア露出やイベント出店などによって昨年以上に焼き芋の需要が高まったため、自身で鉄板を溶接してオーブンを自作。さらに多くの焼き芋を供給できる設備を整えたという。
須藤さんは「今までは自身の勘や経験で焼き加減を調整していたが、オーブンを自作することでより効率よく芋を焼けるようになった」と話す。希望者には、須藤さんが自宅の軒先で捕まえたヘビで作った「アオダイショウ酒」「ヤマカガシ酒」「シマヘビ酒」の試飲も行う。本年度は知人が捕らえたマムシで「マムシ酒」を新たに仕込んだという。
「pukupukuを知ってもらう機会が今まで以上に増えた1年だった。遠方から新幹線で買いに来るお客さまもいて驚いた」と須藤さん。「これからも甘い焼き芋を研究し、もっと焼き芋文化を発展させていきたい。通販もやっているので、一度食べてみて」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~20時。火曜~木曜定休。冷凍品は随時販売する。