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大森に弁当・居酒屋「のりとこめ」 ノリ問屋から仕入れ、新潟県産の伊彌彦米使う

「のりとこめ」外観とスタッフ

「のりとこめ」外観とスタッフ

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 弁当・居酒屋「のりとこめ」(品川区南大井6、TEL 03-6423-0211)が大森駅東口の駅前大通り沿いにオープンして3カ月がたつ。運営は飲食事業を手掛けるNEOCITY(ネオシティ)(大田区)。

弁当販売時の店内

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 昼は弁当のテークアウト販売を行い、夜は居酒屋を営む。店舗面積は約20坪。席数はカウンター7席とテーブル4卓の計19席。

 同店の担当者は「大森はもともとノリ養殖が盛んだった地域。大森駅近くに開店するのであれば、ノリをメインに、相性のいい米も使った料理屋にしたかった」と話す。「大森は地元。祖母もノリの問屋をしていたから縁がある」とも。

 店名にもなっている食材は、大森のノリ問屋「吉田商店」(大森南4)が選ぶノリと、冷めても甘みがあるという新潟県産の伊彌彦米(いやひこまい)を扱う。魚は川崎市場から仕入れたサケやサバ、ホンマグロなどを提供する。

 弁当は、総菜6品から3品をバイキング形式で注文できる「のりとこめセット」(400円)を販売する。ラインアップは「黒ゴマ厚焼玉子」「自家製ポテトサラダ」「がめ煮」など。季節替わりのサイドメニューとして、メインのおかず「鯖(さば)の塩焼き」「菜彩鶏照り焼き」(以上200円)、「広島産カキフライ」(2個=250円)などを追加で購入できる。「黒バラ海苔(のり)のみそ汁」(100円)、サラダ(150円)、「大盛ごはん」(100円)も。

 夜の居酒屋営業では、卓上で炊く「新潟県産伊彌彦米コシヒカリの釜炊きセット」(580円)、「菜彩鶏の窯めし」(880円)、「厳選赤卵の究極卵かけ御飯セット」(180円)などのご飯メニューを用意する。そのほか、マグロやイクラ、酒かすチーズなどがセットになった「海苔巻の食べ比べ」(680円)、「黒バラ海苔とインカのじゃがバター」(580円)、「高級海苔の味比べ」(300円)、「銀鱈(ぎんだら)の西京焼」(880円)、「天然本鮪(ほんまぐろ)の刺身」(680円)「大和芋の磯部揚げ」(580円)など。

 ドリンク類は、エビスビール(中瓶、580円)、ソフトドリンク(ほうじ茶、緑茶、ウーロン茶、リンゴジュース=180円)、日本酒「澤屋まつもと 守破離 雄町」(グラス=490円、徳久利=980円)、「雨後の月 純米大吟醸」(グラス=590円、徳久利=1,080円)、焼酎「農家の嫁」「一粒の麦」(以上580円)など(居酒屋メニューは税別)。

 今後は弁当の店内飲食、居酒屋メニューのテークアウト販売を検討するという。「ターゲット層は女性が中心。弁当は多店舗展開を目指したい」と担当者。「ノリとご飯をつまみに日本酒を飲んで、1食で米のうま味を存分に味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は弁当の販売が11時~14時。居酒屋の利用時間は東京都からの要請に応じて都度変更する。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス感染症対策として、入り口に消毒液、キッチンとの間に飛散防止フィルムを設置。飛まつ防止のためテーブル席の間にのれんを掛ける。スタッフはマスクを着用し、定期的に換気する。

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