品川区役所近くの複合スポーツエンターテインメント施設「スポル品川大井町」(品川区広町2)が8月31 日、閉館を迎えた。経営はJR東日本(渋谷区)。
サーフィンの様子(写真提供=スポル品川大井町、撮影=GEKKO)
同施設は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控えた2018(平成30)年8月、2021年までの期間限定でJR広町社宅跡地に開設した。面積は7260坪。
体験施設は、サーフィン、ボルダリング、バスケットボール、サッカー、テニス、パデル、ソフトボール、アーチェリー、卓球、トランポリンの計10種。脱出アトラクション、メインダイニング、キッズランド、スポーツスタジオも備えていた。昨春以降は、新型コロナウイルス感染症の流行によって、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間中は、時短営業を行ってきた。
JR東日本スポーツ・スポル品川大井町店長の清田哲也さんは、施設の運営について「未来を担う子どもたちにスポーツを始めるきっかけや将来の夢を見付けてもらえるようにと、ここでしか味わえない体験を提供し、魅力あふれる施設を目指してきた。もしスポルが、その一端を担えていたならばうれしい」と話す。「3年という短い期間だったが、地元の方々をはじめ、多くの来場者の皆さんに温かい支援をもらえたことに感謝している」とも。
閉館後の同エリアは、品川区役所の新庁舎および広場の候補地となっている。