日本茶などを販売する「茶雑菓 -Chazakka-」(品川区戸越1、TEL 03-6426-2828)が11月3日、戸越銀座商店街にオープンした。運営は日本茶のパッケージなどを手がける吉村(戸越4)。
1932(昭和7)年に品川で創業した同社。食品包装資材の企画、製造、販売業を中心に、茶器や茶菓子を販売するブランド「Chazakka」も運営する。
同社初の直営路面店。「試して購入できる」をコンセプトに掲げ、日本茶や茶器などの雑貨、茶菓子を販売し、ワークショップを開く。店内のインテリアは廃材を使い、社員がニスを塗って仕上げた。店舗面積は約10坪。
オープンのきっかけについて、店長の中村さんは「戸越銀座商店街には日本茶の店が数件あったが、なくなってしまった。地元メーカーとして、食べ歩きのついでに日本茶のおいしさに触れる機会をつくりたいと考えた」と話す。「近隣で物件の空き情報を知り、ポップアップ・ストアの経験を生かしてやってみようという機運が社内で高まった」とも。
商品の日本茶は、茶葉の製造所を月替わりで展開する予定。11月と12月は「お茶と、暮らしと」(静岡県)、「武蔵野茶工房」(埼玉県)の茶葉を使い、「お茶と、暮らしと」(ティーパック5袋入り=500円)、「メッセージ付きのドリップ緑茶」(216円)などを販売する。
雑貨は、「フィルターインボトル(750ミリ)」(2,200円)、「刻音(ときね)」(6,820円)、「ひとしずく急須」(3,850円)などの茶器を中心に扱う。茶菓子は、しながわ観光協会が認定した「しながわみやげ」の「戸越銀座のおみやげ粋町しょこら」(520円)や「粋町玉手箱(金平糖)」(519円)、「茶雑菓ドライフルーツ」(465円~)などを並べる。試飲のほか、茶器の使い方も案内する。
店内では、「プレミアム抹茶セット(8包入り)」(1,080円)のミニシェーカーを使った「手づくり抹茶ミルク体験」(400円)を提供する。鹿児島県産のオーガニック抹茶と、「とごしぎんざの牛乳屋」(豊町1)のリターナブル瓶入り牛乳を使う。
「お茶付き15分ワークショップ」(500円)は、常温の水で抽出したカフェインレスの日本茶を飲みながら、お香や掃除、肌のケアなどのワークショップを開催する。各回5人まで。
中村さんは「日本茶、茶に関する雑貨、茶菓子の3つで楽しい時間を送ってほしいという意味で『茶雑菓』という当て字を使ってPRしている。毎月17日は当社で『抹茶の日』と名付け、抹茶にまつわるイベントも開く。抹茶好きは足を運んで」とほほ笑む。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。