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「仲々」→「しばらく」→「仲々」-大井町のラーメン店、店名変更の真相は?

「仲々」店主の小平尚男さん

「仲々」店主の小平尚男さん

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 大井町駅近くに、ラーメン店「仲々」(品川区大井1、TEL 03-3773-7375)がオープンして約2カ月がたった。

ラーメン店「仲々」の外観

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 この場所に「仲々」というラーメン店がオープンするのは初めてではない。もともとの「仲々」は2009年にオープン。しかし、麺のゆで時間が長かったため、回転率の関係でゆで時間の短い博多ラーメンの「しばらく」へ業態変更。その「しばらく」も2011年11月に閉店することになり、従業員として働いていた小平尚男さんが店を買い取ったという。

 小平さんは初めの「仲々」で店長として働いていた。「『仲々』はもともと私が付けた店名。『なかなかおいしいじゃないか』と客をうならせたいのと、『仲』の字に“人と人とのつながり”の意味を込めた。愛着のある店名で、これから自分の店としてやっていく」と小平さん。店舗面積は13坪で、席数は16席。

 ラーメンは豚骨ベースの透き通ったスープで、「こってりしすぎず、あっさりしすぎず。幅広い人に食べてもらえるのでは」と小平さん。麺は初代「仲々」でも使っていた「浅草開化楼」のもの。具は、特にチャーシューにこだわり試行錯誤を繰り返したという。「冷蔵庫から出してそのまま使う」「オーブンで焼く」「ハンドバーナーであぶる」など、さまざまな方法を試した末に、ラーメンのスープと共に炊飯器で保温する形にたどり着いた。「食べるときにラーメンとのなじみがいい」(小平さん)。

 メニューは「つけめん」(700円)、「特性つけめん(味玉子+チャーシュー)」(900円)、「らーめん」(650円)、「特性らーめん(味玉子+チャーシュー)」(850円)、「ギョーザ5個入り」(250円)、「ミニチャーシュー丼」(350円)など。生ビール、瓶ビール(以上500円)も用意。

 「売り上げや原価率にこだわりすぎないよう、お客さんに喜んでもらうことを大切にしたい。自慢のチャーシューも分厚く切っている」と小平さん。「品川はどんどん開発されているが、実は地元の人の結束が強い街。品川生まれの私も、ここで自分のラーメンを追求していきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時(土曜祝日は15時まで)、18時~22時。日曜は11時30分~15時のみの営業。月曜定休。

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