品川港南口に串揚げとおでんの立ち飲み居酒屋-宮崎の郷土料理も

料理長の北村さん(左)とオーナーの中嶽さん(右)。スタッフの9割はもと常連客。「料理を運んでもらったりしているうちに、気がついたらスタッフになっていた(笑)」(北村さん)。

料理長の北村さん(左)とオーナーの中嶽さん(右)。スタッフの9割はもと常連客。「料理を運んでもらったりしているうちに、気がついたらスタッフになっていた(笑)」(北村さん)。

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 居酒屋を経営する日向(新宿区)は10月30日、品川駅港南口に「串揚立呑日向食堂」(港区港南2、TEL 03-5462-8760)をオープンした。同店は立ち飲みスタイルの居酒屋で、新宿店に続く2号店。店舗面積は6坪。

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 オーナーの中嶽敏郎さんと料理長の北村智広さんは、かつて飲食店で共に働いていた同僚。「フレンチ、イタリアン、焼き肉店など多様な業種を経験した。居酒屋スタイルの店をつくったのは、利用客が気軽に立ち寄り、ストレスや悩みごとを晴らしてもらいたいと思ったから。企業の数に比べて飲食店が少ないため、品川駅の港南口を選んだ」(北村さん)。

 メニューは、串揚げとおでんをメーンにそろえる。おでんは、宮崎産の天然しいたけとコンブをベースにしただしに、白しょうゆを加え煮込んだ「玉子」(100円)や「トマト」(200円)、具材が4~5種類入った「袋玉」(300円)など。串揚げは、大根の煮物を串揚げにした「煮大根串」(100円)、アンチョビソースをかけた「ブロッコリ串」(100円)など、一風変わった料理を提供する。

 このほか、オーナーの出身地である宮崎の郷土料理で、春巻きで漬物やエビなどを巻いた「珍棒」(300円)や「海老の素あげ」(500円)、魚のすり身のコロッケ「ギョロッケ」(500円)など、毎日宮崎直送の食材を使用したメニューも用意している。

 新宿店はオープンして約2年半。開店当初は立ち飲みスタイルだったが、利用客の要望もあってテーブル席を設けた。現在は屋台風の店舗で8:2だった男女の比率が現在は半々程度になったという。品川店はあくまでも回転率を重視し、立ち飲みスタイルを貫く予定。

 オープン以来、現在の客単価は約2,000円。北村さんは「場所柄もあってか、利用客はほぼ男性。新幹線待ちの間にちょっと1杯という方も。新宿店のように徐々に女性客も増えていけば。週に何度も利用してほしいので、メニューも飽きさせないようバリエーションを増やしていく。今後は、居心地のよい店づくりを目指し、利用客とスタッフはもちろん、客同士の交流の場にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~翌2時。

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