見る・遊ぶ 学ぶ・知る

東品川で現代美術家・飯川雄大さん個展 鑑賞者もアートの一部に

ギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」内に置かれた「ベリーヘビーバッグ」

ギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」内に置かれた「ベリーヘビーバッグ」

 現代美術家・飯川雄大さんの個展「デコレータークラブ:重いバッグの中身」が、4月4日から天王洲エリアのギャラリー「KOTARO NUKAGA」(品川区東品川1)で開催されている。

ギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」入り口

[広告]

 会場は、寺田倉庫のアート複合施設「TERRADA Art Complex II」 1階のギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」と「TERRADA Art Complex I」3階の「KOTARO NUKAGA Three」の2カ所。

 飯川さんは、巨大な存在が風景に擬態して入り込んだり、作品が予期せぬ変化を遂げたり、その場の状況や鑑賞者の介入によって異なる出来事が起こる体験型作品をメインに手がける。

 同ギャラリーのシニアクライアントアドバイザーで企画担当者のヤン・シンシンさんは「作品シリーズ『デコレータークラブ』は、鑑賞者が自身で気づいて発見できたときのうれしさなどの感情を、どうやって100%の状態で他者に伝えられるかをコンセプトとしている。そのため、鑑賞者が会場に入って何をすればいいのか分からなくても、スタッフから作品について言葉で説明はできない。しかし、少しだけヒントを与えるように案内している」と話す。

 メイン会場の「KOTARO NUKAGA(天王洲)」には、空間や物の在り方が鑑賞者の行動によって変化する大規模なインスタレーション作品を展示する。同会場向かいの「KOTARO NUKAGA Three」では平面作品を展示するほか、グッズ販売を行う。

 同展の会期と同時期、水戸芸術館現代美術ギャラリー(水戸市)、Art Center NEW(横浜市)、gallery αM(新宿区)でも飯川さんの展覧会を開催する。各展覧会場との連携企画「デコレータークラブ―新しい観客」は、各展の展示室に置かれた作品「ベリーヘビーバッグ」を鑑賞者自身が運び出し、別会場へと移動させるプロジェクト。「持ち上げられないほど重い『ベリーヘビーバッグ』を運ぶ鑑賞者が作品の一部になるだけでなく、運んでいる様子を目撃した人も作品に巻き込まれ、運ぶ人と見る人の両者が『新しい観客』になる」とシンシンさん。

 販売グッズは、飯川さんの作品に登場する「ピンクの猫の小林さん」のぬいぐるみチャーム(2,970円)やアクリルチャーム(2,400円)、「暇かもしれないゴールキーパーのTシャツ」(4,980円)、「猫の小林さんのサコッシュ」(2,700円)、画集(2,750円~)などを用意する。

 シンシンさんは「美術館ではなくギャラリーで、ここまで大規模なインスタレーション作品を展示することはあまりないのでは。できれば前情報を知らない状態で、触ったり動かしたり作品に参加したりと、いろいろな体験をしてもらいたい」と話す。

 日曜・月曜・祝日休廊、4月26日~5月6日休廊。5月23日まで。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース