シェア農園「Green Park TOGOSHI(グリーンパーク戸越」(品川区戸越6)が戸越公園駅近くにオープンして2カ月がたった。事業者は阪急阪神不動産(千代田区)、運営はプランティオ(渋谷区)。
「まちの中庭」をコンセプトに掲げ、野菜作り支援をはじめ、季節に合わせたワークショップやイベント開催を行う同農園。敷地面積は100坪、耕作面積は60坪。
阪急阪神不動産住宅事業本部首都圏まち再生事業部課長補佐の梅谷将太さんは「設備の老朽化で解体が決まったマンションの跡地を、街に寄与する形で利用しようという話になったのがきっかけ。考えた末に行き着いたのが、誰もが集まれる農園というアイデアだった」と話す。
「プランティオ」フィールド事業部部長代理の浅野裕亮さんは同農園の特徴について、「周囲を建物に囲まれ、心理的安心感のある場所なので、コンセプトにも『中庭』という言葉を使った。一般的な区画貸しではなく、みんなで農園全体をシェアする共同栽培スタイル。週数回、週末だけ、月1回など、ライフスタイルに合わせて無理せず利用していただけたら」と話す。
同農園では常時20~30種類の野菜の栽培に対応する。農地にはアプリと連動する「IoTセンサー」を設置。土壌の湿度や日照量に応じて最適な手入れのタイミングをスマートフォンに通知することで、野菜作りをサポートする。アプリは、入退園時のスマートロックや手入れに関するナビゲーション、作物の世話記録、チャット機能を備える。現地にはフィールドコーディネーターが週2日駐在し、栽培に関するアドバイスを行う。
料金プランは、「ファミリープラン」(月額=3,278円)、「夫婦/カップルプラン」(同=2,728円)、「おひとりさまプラン」(同=2,178円)。
「想定よりも多くの方に興味を持っていただいている。収穫などの体験はもちろん、会員同士のコミュニケーションも楽しんでいただいている。ベンチづくりや種まきといった、農と食にまつわるイベントも好評」と浅野さん。梅谷さんは今後の展望について、「農園としてだけではなく、地域の方が誰でも気軽に集まれる広場のような存在になれたら。地元の商店会とも積極的に連携していきたい」と意気込む。
開園時間は8時~19時。