大崎でヒューマンビートボックス講座-人気ブログ「小鳥ピヨピヨ」が主催

参加者にアドバイスするdaichiさん。「風呂場が練習場所に最適。口元が濡れている状態は音を出しやすいので」という。

参加者にアドバイスするdaichiさん。「風呂場が練習場所に最適。口元が濡れている状態は音を出しやすいので」という。

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 大崎ゲートシティホール(品川区大崎1)で2月8日、ヒューマンビートボクサーのdaichiさんを招いた「『小鳥ナイト01』はじめての人向けヒューマンビートボックス講座」が行われた。

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 同イベントは、ブログ・メディア「ギズモード・ジャパン」のゲスト編集長でブロガーのいちるさんが、自身のブログ「小鳥ピヨピヨ」内で企画したもの。いちるさんが同ブログでdaichiさんにインタビューを行ったことがきっかけで実現した。

 daichiさんは福岡県在住で、音楽の専門学校に通う19歳。高校生の時に出演したテレビ番組「ハモネプ」で一躍有名になり、YouTubeにアップされた動画は再生回数が300万回を越えるなど、そのテクニックには世界中から注目が集まっている。

 ヒューマンビートボックスは口で擬音を発し、音楽を奏でるパフォーマンス。ボイスパーカッションとの違いについて、daichiさんは「一般的にアカペラのハーモニーにあわせるボイパに対して、DJの音なども含めて自分一人でパフォーマンスを完結できるのがヒューマンビートボックスと言われている」と話す。daichiさんがヒューマンビートボックスの講座を開くのは今回が初めて。

 当日集まった参加者は、会社帰りのビジネスマンを中心におよそ50人。ほぼ初心者で、およそ3割は女性だった。今回は、1人で始めるには「敷居が高い」ヒューマンビートボックスの「練習の仕方」をレクチャーするレッスンとなり、主に低音の「バスドラム」、バスドラムより高い音でリズムを作る「スネアドラム」、金属的な高音を出す「ハイハットシンバル」3種の音の出し方について、daichiさんが指導した。

 音の出し方を教わった参加者たちは、場内で個別練習をスタート。思い思いに「ボッ」「ブッ」「ツー」「カッ」など擬音を発し、真剣な表情で取り組んでいた。自分の口元を鏡で確認しながら熱心に練習をしていた女性は「会社が近くなので何となく参加した。自分が出している音が正しいのかわからない」と心配していたが、daichさんに「音、出てますよ」と褒められ、笑みを浮かべた。

 講座を終えたdaichiさんは「初めてのことで緊張したが、皆さんが真剣に取り組んでくれ、こんなに影響があるのかと驚いた。ヒューマンビートボックスは、何もなくても人を驚かせたり感動させたりできるのが魅力。今後、専門学校を卒業したら海外へ行き、もっと音楽の可能性を広げていきたい」と夢を語る。

 同イベントは、主催者のいちるさんにとっても初のブロガーイベント。「前から体を使った体験型イベントを開催したいと思っていた。今回daichi君と出会い、このような形で実現することができ、手応えを感じている。今後は整体、ヨガ、タップダンスなど、さまざまなイベントを考えている」と意欲をみせる。

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