品川経済新聞

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荏原町駅近くに「阿美パン」 日本向けにアレンジした台湾パン提供

「阿美パン」の外観

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 「阿美(アメイ)パン」(品川区中延5、TEL 03-6426-4159)が東急大井町線荏原町駅近くにオープンして2カ月がたった。

店長の游政豪(ユ・チェンハオ)さん

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 「ottoパン」跡を居抜きで利用する。4年後に物件の取り壊しが決まっているため、2025年までの期間限定営業を予定している。店舗面積は9坪。

 台湾人店主の游政豪(ユ・チェンハオ)さんが一人で切り盛りする。游さんは台湾でパティシエをしていたが、日本のパンの味に感動し、パン職人の道を決意したという。約3年間の修業を経て日本に渡り、専門学校を卒業。約10年間、さまざまなパン店や「ロウリーズ・ザ・プライム赤坂」などで経験を積み、独立出店にこぎ着けた。

 游さんは「パンの道に進むと決めた時から、祖母の名前にちなんだ店名にするのが夢だった。オープンできた時は本当にうれしかった」と笑顔を見せる。

 メニューは、「ローシャ」(280円)など、台湾発祥のパンを提供する。游さんは「ローシャは生地に水を使わず、材料は牛乳とバター、卵のみ。焼きながらバターを塗るのが特徴で、濃厚なバターの風味が楽しめる。日本人の舌に合うよう、少しアレンジをしている」と話す。小麦やバターは北海道産で、自家製酵母を使う。

 そのほか、「塩パン」(130円)や「食パン(2斤)」(820円)、「チーズ胡椒(こしょう)ローシャ」(300円)、「クロワッサン」(240円)、「大納言デニッシュ」(380円)「牛スジチーズカレーパン」(330円)など30種類をそろえる。游さんのお薦めは「ミルクフランス」(240円)と「シナモンロール」(330円)。客単価は700~800円。

 今後について、「4年後は今より大きな物件に移転し、パンの種類も増やして営業できたら」と游さん。「オープン時は地域になじめるか不安だったが、荏原町の人たちは穏やかで優しく、安心した。この店のパンをきっかけに、台湾のことを好きになってもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。月曜と第2・第4火曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、入店は一度に1組のみ。来店客には、マスク着用と手指消毒への協力を呼び掛ける。

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