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旧東海道沿いで「しながわ宿場まつり」開催迫る-路面に五十三次の浮世絵展示

北品川商店街の路面に置かれた「東海道五十三次」品川宿の複製画

北品川商店街の路面に置かれた「東海道五十三次」品川宿の複製画

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 北品川・八ツ山(品川区北品川1)から南品川・青物横丁(南品川3)までの旧東海道品川宿周辺エリアで9月27日・28日の2日間、第24回「しながわ宿場まつり」が開催される。主催は北品川本通り商店会や京急新馬場商店街振興組合で構成されるしながわ宿場まつり実行委員会。

「おいらん顔はめパネル」も

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 旧東海道沿い約2キロメートルにわたって出店が並び、おいらん道中や品川寺火渡り荒行など、各エリアで催しを実施。28日には同イベント初の試みとして、歌川広重の作品「東海道五十三次」の複製画を北品川商店街の路面に掲示する。

 発案者で実行委員の篠原一哲さんは、「テレビで『人間すごろく』を見て、東海道の浮世絵を使ったすごろくを思い付いた。今年は試験的に浮世絵の掲示のみを行うことにした」と話す。

 浮世絵は、合成樹脂を主原料とする水に強い特殊な「合成紙」に印刷。日本橋と京都を含む55枚の複製画と、東海道の説明を加えた計56枚を掲示する。補強として建築材のソフト幅木でフレームを作成。関生花店(北品川1)の近辺から等間隔で商店街沿いに置く予定だという。

 「持って帰られたり落とし物として届けられたりしないかが心配(笑)」と篠原さん。「破損などのトラブルがなければ、来年は地元の小学生に協力してもらい、路面を使った『東海道すごろく』を実施したい」とも。

 掲示は9月28日の交通安全パレード終了後からイベント終了までを予定。

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