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東急・旗の台駅が「木になるリニューアル」 多摩産材使う、300トンの二酸化炭素削減

多摩産材で改装した旗の台駅ホーム

多摩産材で改装した旗の台駅ホーム

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 東急池上線旗の台駅の改装工事「木になるリニューアル」が7月31日、完成した。

下り線ホームに設置された木製ベンチ

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 2017年度グッドデザイン賞などを受けた戸越銀座駅に続く、「木になるリニューアル」の第2弾。2017年11月から工事を開始。木造の駅の雰囲気を受け継ぎ、使い心地の良い駅をコンセプトにした。

 ホーム屋根や上り線ホームの待合室には、東京・多摩地域で生産された「多摩産材」を使う。約210立方メートルの多摩産材を使うことで、材料製造時に、鉄骨造に比べて約180トンの二酸化炭素放出量を削減。二酸化炭素が炭素化合物として木材にとどまる炭素固定を利用し、大気中の二酸化炭素を約120トン減少。併せて約300トンの二酸化炭素削減に寄与するという。

 ホーム屋根の建て替えには、東京都内の鉄道施設としては初となる「CLT(Cross Laminated Timber)」と呼ばれる木構造材を採用。高い断熱性や遮音性、耐震性、耐火性などに加え、森林資源の循環利用を促進する。

 そのほか、駅や沿線の開発で生じた古材を活用する「みんなのえきもくプロジェクト」の一環で、下り線ホームにあった長い木製ベンチを復元した。

 同駅をよく利用するという女性は「ベンチが長くて、待ち時間に座れるのが便利。ほんのりと木の香りもして、使い心地がとても良くなった」と笑顔を見せる。

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