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西五反田に「から揚げの天才酒場」 セルフサーバー導入のちょい飲み実験店

「から揚げの天才酒場」外観

「から揚げの天才酒場」外観

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 「から揚げの天才酒場」(品川区西五反田2、TEL 03-3492-1200)が西五反田エリアにオープンして1カ月がたった。経営はワタミ(大田区)。

「から揚げの天才酒場」店内

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 「から揚げの天才」は、テリー伊藤さんをブランドコンセプターに迎えた同社初のフランチャイズ展開ブランド。店舗数は2020年1月時点で全国に4店舗だったが、11月26日現在は全国66店舗まで急拡大した。広域品川圏では8月に武蔵小山店、11月に不動前店がオープンしている。

 「から揚げの天才酒場」は同ブランド新業態。から揚げ営業部直営店営業部長の川本治さんは「2年前から取り組んできたフランチャイズのオペレーションモデルが確立できたタイミングで、コロナ禍のテークアウト需要が高まり、出店ペースが上がった。五反田店は、『ちょい飲み』利用を促進する実験的な店舗。山手線沿線での出店は初めて」と話す。

 同社のうどん業態「めんこや 五反田店」跡を居抜きで使う。テークアウト用の販売口のほか、店内には立ち飲みスペースを設けた。フードは注文用紙に書き込んでスタッフに渡し、カウンターで受け取る仕組み。コイン投入型のドリンクサーバーを設置し、来店客が自由にドリンクを作るセルフサービス式を採用した。店舗面積は15.5坪、立ち飲みスペースは12人ほどの利用を想定する。

 看板メニューのから揚げは、モモ肉を「秘伝」のタレに1日漬けて2度揚げする。しょうゆベースの「黒」、塩麹(こうじ)とだしを使った「白」、コチュジャンと照り焼きソースを使って辛みそと唐辛子をトッピングした「赤」の3種類。

 イートインメニューの「デカから」(1個=99円)には、「マヨネーズ」や「ハニーマスタード」などのソース(各49円)8種類を用意する。卵焼き(1皿)、鶏皮を揚げた「天才串(白・赤)」、同社直営農場で栽培するキクイモを使う「きく芋入りポテサラ」、「たこわさ」、「特製うずらスモーク」、「オーガニックもやしのピリ辛ナムル」(以上99円)、「特製牛煮込み」なども。デカから3個と卵焼き1皿、ソース1個が付く「ちょい飲みセット」(以上399円)は、ドリンク2杯とつまみ1品を合わせて注文しても、合計金額が1,000円以下になるよう設定したという。以上、税別。

 ドリンクメニューは、ハイボールやレモンサワー(スタンダード=200円、1リットルのバカジョッキ=400円)、「ザ・プレミアム・モルツ」(小ぶり=300円、中ジョッキ=400円)、「天才のレモネード割」、きく芋茶割(以上300円)などをそろえる。ソフトドリンクは、「天才のレモネード」「きく芋茶」、ウーロン茶(以上100円)などを用意する。

 テークアウトメニュー(以下、税別)は、ライスと卵焼きが付く「からたま」(2個=399円、3個=498円、4個=597円)、「デカから」(3個=399円、4個=498円)など。ライスなしの「からたまおかず」(4個=495円)、「からたまBOX」(6個=690円)、「ファミリーパック」(10個=980円)、「玉子焼き」(1本=650円)も用意する。

 「『から揚げの天才』業態は今期中に100店舗を目指す。既存店にも『酒場』の要素をできる範囲で取り入れていきたい」と川本さん。「五反田店の業態は実験的な0号店。お客さまの声を反映して、メニューや仕組みを日々変更していく。ちょっと飲みたいときに利用してもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~23時(日曜・祝日は22時まで)。新型コロナウイルス感染症の状況により営業時間を変更する。感染防止策として、店内を換気して消毒液を設置し、スタッフはマスクを着用する。

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