「Café Amicalement(カフェ アミカルモン)」(品川区小山6、TEL 03-3782-7520)が西小山駅近くにオープンして2カ月がたつ。
店名の「Amicalement(アミカルモン)」は、フランス語で、「友情を込めて」を意味する。席数は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために減らし、6席で運営する。店舗面積は約36平方メートル。
オーナーのアッコさんは、フランスでパティスリーのディプロム(資格)を取得後、パリ5つ星ホテルとパティスリーで研修を積んだ。帰国後は、武蔵小山駅近くでパン店「Boulangerie ROLASO(ブーランジェリー ロラソ)」をフランス人の夫と2人で営んでいた。夫が友人の店舗でシェフとして働くことになり、9月に店を畳んだという。
「おばあちゃんになっても仕事がしたい。店を閉めることが決まり、どうしようかと悩んでいたところ、西小山の物件に縁があった」とアッコさん。「みんなが集う場所として楽しめるよう、カフェを併設した」とも。
菓子のテークアウトでは、ビスコッティ(220円)、「バニラスコーン」、チーズケーキ(以上330円)、シフォンケーキ(バニラ・紅茶=400円)、フォンダンショコラ(400円)、「クレームショコラ」(360円、以上税別)などを販売する。
カフェ利用はワンドリンクオーダー制。テークアウト販売の菓子が食べられるほか、ブラックコーヒー、エスプレッソ(以上480円)、「カフェノワゼット」、カフェオレ(530円)、紅茶(カップ=480円、ポット=530円)、ワイン(赤・白)、ハイネケン(以上550円)、「チョコドリンク」(550円)を提供する。
軽食としてホットサンド(ハムチーズ=550円、テリヤキチキンチーズ、パストラミポテトチーズ=680円)を販売するほか、デザートにはアイスクリーム(480円)なども。
客層は30代以降の地域住民が中心で、客単価は約1,000円。今後は容器持参によるゴミの削減やフードロス対策、フェアトレード商品の取り扱い、お菓子教室、ネット販売なども予定しているという。
「店は来る人によって作られるもの。皆さんと一緒に新しい店を作っていければ。メニューは、食べたいと言われたものをできる限り作りたい」とアッコさん。「店の雰囲気はフランスのパリを意識した。西小山のパリを楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は平日が10時~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。営業時間の変更や定休日はインスタグラムで発信する。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、入り口に消毒液を設置。定期的に店内を消毒するほか、席数を減らし、空気清浄機の稼働と換気を行う。カフェ利用時は来店客の検温を行う。