「大阪餃子専門店 よしこ」(品川区西五反田1、TEL 03-6303-9245)が五反田駅西口にオープンして1カ月がたった。運営はFTG Company(目黒区)。
「大阪焼肉・ホルモン ふたご」などを展開する同社の新業態。シニアマネジャーの李聖大(リ・ソンデ)さんは「『よしこ』は、創業者である双子の実母。兄弟が幼い頃、小さな飲食店を営む母が作っていた自慢の餃子レシピを再現する」と話す。
居酒屋「呑ん気(のんき)」跡を改装し、同社創業の地・五反田で出店した。内装は「大阪の下町にある居酒屋のような雰囲気」にこだわったという。店舗面積は約15坪、座席は38席。
目玉メニューは、ハクサイやキャベツ、ショウガ、ニンニクを使う「ぎょうざ 1人前」(320円)。小ぶりな薄皮ギョーザで、多くの人が3人前以上注文するという。ギョーザのたれは全て自家製で、大阪では定番のしょうゆベースの「餃子のたれ」ほか、「味噌(みそ)だれ」「酢胡椒」「ラー油」の4種類。「大葉」や「パクチー」などのトッピング(100円)も用意する。
そのほか、おつまみメニューは「名物!餃子専用よしこの浅浸けキャベツ」(280円)、「やめ手羽(特製たれ)3本」(380円)や「実家の玉子焼き」(380円)なども。お通し代は200円。
ドリンクメニューは「自家製鬼サワー(鬼レモン、生しょうがジンジャー、完熟トマト)」、「生ビール 中」「焼酎(芋、麦、米) グラス」(以上、各480円)や「紹興酒 グラス」(300円)などをそろえる。想定客単価は3,000円。
餃子のテークアウトやEC販売も。テークアウトは1箱(3人前=1,100円)から注文でき、焼きギョーザと生ギョーザが選べる(価格は全て税別)。EC販売メニューは、冷凍ギョーザ1箱(24個入り=1,220円)のみ。
「『よしこ』のお節介精神を大切に、実家を思わせるような店になれば。店頭に設置する顔はめ看板や、『よしこ』顔のあめちゃんなどで楽しんでほしい」と李さん。「コロナ禍でのオープンに不安もあったが、テークアウトとEC販売が好調。母の愛が不足している人たちに、母(よしこ)の味を届けたい。今後は、2号店・3号店と拡大できれば」と意欲を見せる。
営業時間は17時~24時(テークアウトは15時から)、緊急事態宣言中は17時~20時。緊急事態宣言中のみ日曜定休。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、入店時の検温、アルコール消毒を実施するほか、定期的に換気し、スタッフはマスクを着用する。