「第35回 しながわ夢さん橋2022」が10月8日~10日、大崎駅周辺で開催される。主催は大崎駅西口商店会。
過去開催時の様子(写真提供=しながわ夢さん橋実行委員会事務局)
大崎駅南口改札前のオープンデッキ「夢さん橋」を中心に展開する同イベント。近隣や区内の店舗、企業、団体などが出店し、飲食の販売やワークショップを行う「青空バザール」、地元有志によるステージ、小中高生向けのバンドコンテスト「パワードリームミュージックフェスタ」などを展開する。
2020年、2021年はコロナ禍の影響で、飲食の提供やステージパフォーマンスを中止し、バザーの出店数を縮小した。今回は3年ぶりのフル開催で、1日当たり約20店の飲食ブースが出店し、ステージパフォーマンスが復活するという。
10日には、同イベント恒例のプログラム「ノンストップ夢さん橋号」を実施。山手線1編成を貸し切り、「大崎発・大崎着」で途中駅には止まらずに約1時間で山手線を一周する。車内では、バンドの演奏や近隣企業からの協賛品を進呈するじゃんけん大会などを企画する。
会場近くのO美術館(大崎1)では、「しながわ夢さん橋特別展」を開く。同イベントの過去のポスターや大崎の歴史紹介パネル、大崎高校(豊町2)の鉄道ジオラマ部による模型を展示する。区内の中高一貫校・攻玉社(西五反田5)のレゴ部による作品や、品川区出身の写真家・渡邉茂樹さんが鉄道のある風景を撮影した「しながわ鉄道100景」の写真を同特別展で初めて展示する。
最終日は品川区の児童センターの協力で、子どもがワークショップなどで安全に過ごせる「ファミリーゾーン」を大崎西口公園に設置し、授乳やおむつ替え用のスペースも設ける。しながわ夢さん橋実行委員会事務局の綱島竜太さんは「食べて飲んで、と大人が楽しめるスペースはあったが、子どもの遊び場が少なかった。お年寄りから小さなお子さんまで、より幅広い世代に向けたイベントにしていきたい」と意気込む。
「久しぶりの全面的な開催。感染対策には気を付けながら、今までの分まで目いっぱい楽しんでもらえたら」と綱島さん。「みんなで作り上げることを大切にしている。スタッフは全てボランティア。遊びに来るだけでも十分だが、もしイベント自体に興味を持ったら、スタッフとしての参加も歓迎」と話す。
開催時間は10時~16時。