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白金高輪にパン店「メゾンカイザー」 創業エリアで本店を復活

社長の木村周一郎さん

社長の木村周一郎さん

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 パン店「メゾンカイザー白金高輪本店」(港区高輪1、TEL 03-6409-6566)が、白金高輪駅近くにオープンして1カ月がたった。運営はブーランジェリーエリックカイザージャポン(芝浦2)。

バゲット

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 同ブランドは2001(平成13)年、1号店として高輪本店を開店したが、ビルの老朽化によって昨年1月に閉店。現在は国内に約30店舗、世界20カ国で約150店舗を展開する。

 白金高輪本店は高輪本店跡から約200メートル離れた場所で、本店を復活させた。同社社長の木村周一郎さんは「地域の人々から強い要望を受けたため、再びこの地域で店を開くことに決めた」と話す。

 前店舗に比べてパンの陳列棚を縮小し、焼き上げる回数を増やして「常に焼き立てのパンを提供できるよう工夫した」という。店舗面積は17坪。テイクアウトのみ。

 パンはフランスの伝統的な製法を採用し、乳酸菌などを含む自然発酵種と少量のイースト菌を使って、17~18時間ほど発酵させているという。「機械で発酵過程をコントロールし、いつでも作りたてのパンを提供できるようにした。昔ながらの製法と最新の技術を掛け合わせている」と木村さん。

 販売商品は、同社独自の小麦粉「メゾンカイザートラディショナル」で作る「バゲットモンジュ」(350円)や、ライ麦粉・小麦粉・全粒粉を使った「バゲットカンパーニュ」(410円)、フランスの発酵バターを練り込んだ「クロワッサン」(280円)のほか、「クロワッサン オ ザマンド」(430円)、「デニッシュマロン」(350円)、「ワインとサラミのパン」(390円)、「パン オ ノワ」(330円)、「クロックムッシュ」(440円)などをそろえる。「スコーン」(270円)や「カヌレ」(300円)、「シューパリジャン」(360円)などの焼き菓子も。

 「オープン初日、通行人から『お帰りなさい』との声をかけられ、地域の皆さんが喜んでくれているのを感じた。街の一員としてこれからも頑張りたい」と木村さん。「おいしいパンをフックに、お客さんやスタッフを笑顔にしたい。パンのあるすてきな生活を送るお手伝いができれば」とほほ笑む。

 営業時間は10時~19時。

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