展覧会「雨穴(うけつ)の変な世界展。」が10月23日、天王洲の寺田倉庫 G1ビル(品川区東品川2)で始まった。主催は、ホラーとテクノロジーを融合させるクリエイティブ企業の「闇」(港区)、ウェブのコンテンツ制作などを手がける「バーグハンバーグバーグ」(大井1)。
(左から)「バーグハンバーグバーグ」社長の長島健祐さん、雨穴さん、「闇」副社長の頓花聖太郎さん
雨穴さんは、白い仮面姿で活動するウェブライター、ホラー作家、ユーチュバー。小説「変な家」(飛鳥新社)などの著作を持つ。同展では、書籍やウェブ記事、動画などで展開してきた雨穴さんの作品世界を再現し、実際の制作物なども並べる。
「闇」副社長の頓花聖太郎さんは「今までは読んだり見たりして楽しんできた雨穴さんの作品に、実際に入って歩くことができたらとても面白いんじゃないだろうかと考えたのが企画の出発点。これまでのノウハウを駆使して、雨穴さんの世界観を作り上げるために存分に力を使った」と話す。
雨穴さんは「実は昔から、テーマパークを作りたいという夢があり、今回の展覧会でたくさんの方々と一緒に作り上げることができた。この変な世界を散策して楽しんでほしい」と話す。
会場は12のエリアで構成する。書籍「変な家」「変な地図」「変な絵」などの世界を再現した展示のほか、ウェブ記事の制作物が並ぶ「雨穴の実験室」エリア、動画に登場する「空間」「部屋」「森」などを再現したエリア、同展のために雨穴さんが制作した新作展示ゾーン、フォトスポットなど。
雨穴さんが特に気に入っている展示は、書籍「変な地図」の舞台を再現したジオラマだという。「当作の執筆期間中、頭の中にジオラマを作って、そこに置いたカメラに映った物を描写するように原稿を書いていた。執筆期間中は毎日そこに行っている感覚で、頭の中の光景がまさにそのままジオラマで再現されていたので、初めて見た時にとても懐かしい気持ちになった」と振り返る。
グッズは全60種類を用意し、バーグハンバーグバーグがプロデュースした。ぬいぐるみ(3,500円)やぬいぐるみカチューシャ(3,200円)、「皮膚おりがみ」(550円)、クッキー(1,200円)、謎解きゲーム(980円)、公式パンフレット(2,000円)など。同社社長の長島健祐さんは「多くのグッズは雨穴さん本人がデザインを手がけている。一つ一つにアイデアやこだわりが詰まっているので、グッズそのものも作品として楽しんでもらえたら」と話す。
雨穴さんは「今後は、展覧会を通じて形になったこの世界に新しい出来事や建物を追加していくような気持ちで作品を作っていきたい。この展覧会は集大成であると同時に、新しいスタート地点」と話す。
開催時間は10時〜19時30分。チケット(当日券)の価格は、大人=2,700円(特定日は3,100円)、中高生=1,800円(同2,200円)、4歳以上〜小学生=700円(同1,000円)。2027年1月17日まで。特定日の価格が割り引きになる前売り券を用意する。