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西五反田に「猫と暮らす物件」専門の不動産店-猫の「サノスケ社長」が初出勤

「サノスケ社長」

「サノスケ社長」

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 西五反田・目黒川沿いの町原ビル3階(品川区西五反田3)の不動産会社「ジユウラボ」(TEL 03-6421-7700)に9月22日、猫と暮らす物件を専門に取り扱う「サノスケ不動産」の「サノスケ社長」(オス猫/茶トラ)が初出勤した。

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 同事業は今月8日にスタート。猫専門の不動産情報に特化し、猫が飼える物件の改修や開発、仲介を手掛ける。

 公式サイトでは、サノスケ社長をはじめ、チビマロやクロスケなどの飼い猫9匹が物件を紹介する。飼い主は同社代表の藍智子さんで、「東日本大震災後、引き取り手のなくなった猫を保護する活動を行っている。そのままわが家で暮らす猫もどんどん増えて大変なことになっている」と話す。

 初出社のサノスケ社長はシャツと緑のネクタイを着用し、慣れないオフィスでも落ち着いた様子。初対面の記者に対しても足にすり寄ってくるなどで、持ち前の愛嬌(あいきょう)を生かした接客を行った。今後も毎月22日など、2(ニャン)の付く日は、サノスケ社長の出勤日にする予定だという。

 サノスケ不動産を立ち上げたきっかけについて、藍さんは「被災地の仮設住宅ではペットを飼えないため、里親を募集したところ『飼いたくても、ペット不可の賃貸物件なので飼えない』という声が少なくなかった。猫と暮らせる物件の数を増やしていくことで、そうしたニーズに対応したかった」と話す。

 「サノスケ社長の出勤イベントなどを通じて、まずはこの事業をいろいろな人に知ってもらいたい。飼い主を失ったり捨てられたりしたペットは殺処分になるケースが少なくない。猫と暮らせる物件を増やし、将来的にはこの数字をゼロにできれば」とも。

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