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武蔵小山創業支援センターに会員制コワーキングスペース 起業家6人を伴走支援

インキュベーションマネジャーの西條由貴夫さん(左)とセンター長代行の藤井あい子さん

インキュベーションマネジャーの西條由貴夫さん(左)とセンター長代行の藤井あい子さん

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 武蔵小山駅近くの品川区立武蔵小山創業支援センター(品川区小山3、TEL 03-5749-4540)内に10月1日、会員制コワーキングスペースがオープンした。

リラックススペースとして設けられたソファ席

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 センター6階のインキュベーションオフィスと共有スペースの一部を、コワーキングスペースとして改装した。コワーキングスペース部分の面積は約8坪、席数はテーブル11席、ソファ4席。ワークスペースの基調は、アースカラーとターコイズブルー。リラックスできるようにソファ席も設けた。自宅で過ごすときとは違う気持ちで仕事に集中できる空間づくりを目指したという。

 センター長代行の藤井あい子さんは、開設の経緯を「当センターでは2010年のオープンから、女性起業家向けのセミナーやテストマーケティングイベント、交流会などを開催してきた。わざわざオフィスを借りるほどではないけれど、自宅にいるとつい家事をしてしまうような起業家が仕事だけに集中できる場所を作りたいと考え、今回の開設にいたった」と話す。

 特徴は、中小企業診断士の資格を持つインキュベーションマネジャーのサポートが受けられること。インキュベーションマネジャーの西條由貴夫さんは「事業計画表の作成サポートや月2回の面談、起業家同士のランチ会も開催する。孤独になりがちな起業家と伴走していければ」と話す。

 利用対象は創業後3年以内程度の起業家、または1年以内に起業予定の個人。定員10人に対して倍以上の応募があり、現在は審査を通過した6人が利用中。現在、募集を締め切っているが、今後の募集の際は公式サイトで告知予定。

 藤井さんは「現在、動画やジュエリーの制作、コーチングなどさまざまな事業に取り組む起業家が入居中。事業が大きくなって、このスペースから卒業する人を増やし、日本で一番起業家が頼れるコワーキングスペースにしたい」と意気込む。

 登記や住所利用可。鍵付きロッカー、文房具が無料で利用できる。未就学児やベビーカーの同伴も可。月額利用料は5,000円。

 営業時間は9時~21時30分(土曜・祝日は18時まで)。日曜定休。

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