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荏原中延のラーメン店「三陽楼」が営業再開 5年ぶり、3代目が跡継ぐ

先代から受け継がれるドアを使用した入口

先代から受け継がれるドアを使用した入口

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 荏原中延駅近くに6月29日、ラーメン店「三陽楼(さんようろう)」(品川区中延2、TEL 03-3782-2697)がオープンした。

店主の亀田さん

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 1931年(昭和6年)創業の同店。2011年1月に閉店して以来、約5年間休業していたが、3代目店主の亀田正巳さんが営業を再開した。店舗面積は約13坪、席数は11席。

 営業再開の経緯について、「祖父、父と代々店を受け継いできた歴史もあり、営業の再開はずっと考えていた。ホテルのレストランや、飲食事業の受託運営を行う会社で調理とマネジメントを学び、同エリアの客層などを分析したうえで、営業を再開した」と話す。

 オープンの準備期間は約2カ月。店舗の外壁や床の塗装は、ご友人の協力を得ながら亀田さん自身が手掛けたという。「準備期間から、通りかかる周辺の方に『開店を楽しみにしている』というお声をいただいた。オープン後は、同店の味と幼い頃の記憶を重ね、喜んでくださるお客さまも」と亀田さん。

 メニューは、「濃厚鶏白湯担々麺」「三代目肉そば」(以上780円)、「全部入り正油ラーメン」(880円)など。担々麺は、10時間かけて炊きだす鶏のスープに、3日間かけて抽出しブレンドする自家製のラー油、ピーナッツペーストを加えたオリジナルの芝麻醤(ツーマージャン)を使い、4段階の辛さを用意する。このほか、「ひとくち焼き餃子」(380円)や「自家製ピクルス」(280円)、「春巻き(2本)」(300円)など。

 ドリンクメニューは、生ビール(500円)やウーロンハイ(400円)、角ハイボール(450円)などを用意する。8月からは、自家製の果実酒も販売する予定という。

 亀田さんは「女性客がひとりでも入りやすい店作りを心掛けている。どなたでも気軽にご来店いただければ。ラーメンは人々にとって身近な存在であってほしい。先代からの味を守りながら、3代目ならではの新しいメニューも提供していきたい」とほほ笑む。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~22時30分。(日曜はランチタイムのみ)。月曜定休。

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