品川で「熊野古道」PRイベント-小沢一郎さん散策エピソードも披露

会場受付フロアで来場客を迎える熊野比丘尼(びくに)。写真中央は、熊野速玉大社の御神木として知られる梛(なぎ)の苗木。

会場受付フロアで来場客を迎える熊野比丘尼(びくに)。写真中央は、熊野速玉大社の御神木として知られる梛(なぎ)の苗木。

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 品川グランドセントラルタワー(港区港南2)「THE GRAND HALL」で8月20日、観光イベント「街道てくてく旅。熊野古道をゆく in Tokyo」が開催された。主催は和歌山観光連盟で、事前に申し込んだ400人を対象に、和歌山県の世界遺産「熊野古道」の魅力をPRした。

スペインの写真家、ルイス・オカニャさんが撮影した熊野古道の写真を展示

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 オープニングでは、仁坂吉伸和歌山県知事があいさつ。「道」の世界遺産は、スペインのカミーノ・デ・サンティアゴと熊野古道の2つしかない希少な観光スポットであることを紹介した。さらに、「熊野古道は『よみがえりの道』といわれており、民主党の小沢一郎さんも幹事長を辞めてすぐ熊野古道を散策した。もし9月の民主党代表選に出馬してよみがえったとしたら、すごい話になる」と会場の笑いを誘う一幕も。

 イベント中盤には、今春放送されたNHK BS「街道てくてく旅。熊野古道をゆく(春編)」のダイジェスト映像を上映。番組で熊野古道650キロを踏破した元プロテニスプレーヤーの森上亜希子さんによるトークショーが開かれた。森上さんは、「熊野古道は神秘の宝庫で、まさにパワースポット。熊野古道を歩けたことは何物にも代えがたい貴重な人生の財産になった」と自らの体験を語り、9月から始まる新シリーズ「街道てくてく旅。熊野古道をゆく(秋編)」に向け、熊野の地から伊勢神宮を目指す意気込みをみせた。

 さらに、同番組に楽曲を提供するギター奏者の村治奏一さん、ピアニストの平井真美子さん、谷村新司さんの娘でシンガー・ソングライターの谷村詩織さんによるライブも行われ、神秘的な熊野古道の雰囲気を演出。「1泊2日熊野への旅」が当たる抽選会も行われ、縁結びや夫婦円満のお守りとして御利益のあるという「梛(なぎ)の木」の葉と紀州の梅干し「南高梅」が来場者全員に配られた。

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