芝浦アイランドで「カルガモの巣づくりプロジェクト」-港区

人口巣でふ化したカルガモのひなたち。

人口巣でふ化したカルガモのひなたち。

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 港区は、「カルガモプロジェクト」(以下、カモプロ)を行っている。

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 カモプロは「港区ベイエリア・パワーアッププロジェクト」の一つ。地区の魅力を高めるための事業の企画・実施などを行う第1分科会、地区情報誌の編集をする第2分科会、地域の問題を解決する第3分科会で構成される。

 カモプロは第1分科会の取り組みで、芝浦アイランドの完成前に生息していたカルガモの親子を呼び戻すことが目的。芝浦アイランド南西護岸のテラス型干潟での活動を中心に、生き物の住み処づくりプロジェクトとも連携している。事務局は、芝浦港南地区総合支所地区政策課地区政策担当。

 昨年12月、芝浦西運河の渚橋の近くに人口島に草木を植えた巣と餌場を設置。人工島は事例視察、勉強会、ワークショップなどを経て、できるだけ野生に近い形を再現して作られた。プロジェクトメンバーが見守る中、今年5月、10羽のひながふ化。念願のカルガモの親子の姿が見受けられたが、カラスや猫、天候などの影響で現在1羽のみが生き残っている。「生き残ったひなは少しずつ成長している。ほかのカルガモも見かけるので、今後増える可能性もある」(カモプロ担当者)という。

 カモプロ担当者は「芝浦地区の魅力を引き出すために、見ているだけで心が和むカルガモの親子を呼び戻すプロジェクトを実施した。今後は、芝浦アイランドを中心に近隣の住民にも参加してもらい、カモプロを住民同士のコミュニケーションの一環にしていければ」と期待を寄せる。

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