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三田に高級食パン専門店「銀座に志かわ」 白金台店に続いて出店、3年で100店舗達成

「銀座に志かわ 三田慶應大前店」店頭(写真提供=銀座仁志川)

「銀座に志かわ 三田慶應大前店」店頭(写真提供=銀座仁志川)

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 高級食パン専門店「銀座に志かわ 三田慶應大前店」(港区三田2、TEL 03-6435-2415)が4月14日、三田通り沿いの三田二丁目交差点近くにオープンした。経営は銀座仁志川(中央区)。

「銀座に志かわ 三田慶應大前店」店内(写真提供=銀座仁志川)

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 入り口には、全店共通で「食パン」と大きく印字したのれんを掲げる。内装には白木を使い、白を基調とする「和モダン」に仕上げた。店舗面積は約9坪。

 同ブランドの100店舗目。3年間で100店のオープンを目標とし、2年7カ月で達成した。広域品川圏では、4月8日に99店舗目の白金台店(港区白金台4)をオープン。開店日は、同社が日本記念日協会に申請し制定された「高級食パン文化の日」に合わせたという。

 100店舗達成について、同社広報の井野恒さんは「三田には伊勢神宮の神田(みた)があったとも言われている。毎年10月に伊勢神宮の内宮(ないくう)に食パンを奉納しているため、ご縁のあるエリアだと感じた」と話す。大学やオフィス街が近いため、通勤・通学時の購入のほか、企業訪問時の贈答品としての購入を想定する。テークアウトのみ。

 販売するパンは、「水にこだわる高級食パン」(2斤=864円)のみ。カナダ産の小麦粉、生クリーム、蜂蜜、独自に開発したアルカリイオン水を使い、ほんのりとした甘さとモチモチした食感、絹のような喉越しを特徴としてアピールする。電話やウェブでの購入予約可。

 「食パンは、1日目はモチモチした食感、2日目は水分が減少した分の甘さが強く感じられる。白米の甘さにも似ているため、きんぴらごぼうなどの和総菜や漬物、つくだ煮、イカの塩辛や酒盗などの酒のさかなともよく合う。ワインや日本酒といったお酒との相性も良い」と井野さん。

 食パンに合わせる商品として、4月23日から芝公園エリアの日本料理店「くろぎ」(港区)とコラボレーションした「抹茶みつ」(1,080円)を販売する。銀座仁志川社長の高橋仁志さんがくろぎを訪れた際に「料理の味だけでなく全てがすごい」と感動したこと、「くろぎ」主人の黒木純さんが朝食メニューに銀座に志かわの食パンを使いたいと提案があったことから両者が意気投合し、商品開発に至ったという。

 購入客には、手土産になるよう料亭の「お持ち帰り」をイメージした手提げの紙袋を用意するほか、月替わりの千社札(せんじゃふだ)を無料配布する。「外出自粛で『おうち時間』が長くなったが、季節の移り変わりを感じてもらえたら。毎月のデザインを心待ちにしていただくことも増え、コレクターの方もいるようだ」と井野さん。毎月1日にデザインが変更され、5月のテーマは「兜(かぶと)と菖蒲(しょうぶ)」。枚数限定。

 今後について、井野さんは「商品・接客・店構えの3つを軸に、さらなる認知拡大や海外進出を視野に入れ、高級食パンのトップブランドを目指す。三田でも末永く愛される店になるよう、スタッフ全員でがんばりたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。新型コロナウイルス感染症対策として、消毒用アルコールの設置、来店客のソーシャルディスタンス確保、スタッフのマスク着用と毎日の検温などを実施する。

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