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北品川で8ミリフィルム上映会-機材やフィルム展示、紙芝居も

昨年の上映会の様子。写真提供=チャイカ・ムービーズ

昨年の上映会の様子。写真提供=チャイカ・ムービーズ

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 北品川商店街の総合案内所「品川宿交流館」(北品川2)で10月20日、8ミリフィルムの上映会「ホームムービーの日 品川2012」が行われる。

機材やフィルムの展示コーナーもあり、興味を示す子どもたち

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「ホームムービーの日」は、家庭や地域に眠るプライベートフィルムを持ち寄って上映する国際イベント。アメリカで始まり、今年で10年目を迎える。今年は世界16カ国で同時開催され、国内では品川のほか、神戸や新潟、仙台、相模原など、全国19会場で開催される。日本で普及活動を展開するのは映画保存協会(文京区)。各開催地では、世話人と呼ばれるグループや団体が主催する。

 品川での開催は今年で2回目。世話人であるチャイカ・ムービーズの田辺弘樹さんは「昨年はおよそ50人が来場した。入り口を開放していたので、近所の子どもたちがフィルムや機材に興味を示し、8ミリカメラを実際に手に取るという光景が多く見られた」と話す。「今年は縁あって、紙芝居師による街頭紙芝居を披露できることになった。会場には駄菓子屋もあるので、今はなくなりつつある懐かしの風景を楽しんでもらえれば」とも。当日は昨年に引き続き、8ミリ機材やフィルムの展示コーナーを設置する。

 上映に向けて、「家庭で埋もれている8ミリフィルムを探している」という田辺さん。「正直、フィルム集めに苦戦している。子どもの成長や街の様子など、内容は日常的なものでも大丈夫なので、お持ちの人は連絡してほしい」と呼び掛ける。

 今後について、田辺さんは「昨年は上映した作品のうち、2本が品川のフィルムだった。今後は品川や大崎、目黒など、地元のフィルムを集めることで、地元の映像をアーカイブしていきたい。『昔の品川はこういう様子だったよ』と子どもたちに伝える教材としても使えれば」と抱負を語る。

 15時開場、17時~19時上映。入場無料。フィルムの受け付けは10月10日まで。

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