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白金高輪の一軒家レストランにバー、マナーマ生まれの店主が新たなスタート

「Tanger(タンジェ)」の店内

「Tanger(タンジェ)」の店内

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 白金高輪駅近くの一軒家レストラン「Tanger(タンジェ)」(港区高輪1)の1階に3月3日、バー「Manama(マナマ)」(TEL 03-3449-4166)がオープンした。

木のプレートの上にアレンジしたつまみ「きこりの森」(1,200円)

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 店主は現在23歳の葛西真生(まなま)さん。バーレーンの首都・マナーマで生まれ、20歳までロンドンで過ごした。8年前にロンドンでレコード会社を立ち上げたが、2008年に倒産寸前まで追い込まれた葛西さん。新たなスタートを切るため、3年前に来日した。

 店舗面積は約10坪で、席数は12席。「お客さまをゲストとしてもてなしたい」という思いから、「HOME」をコンセプトに据えた。店内は、イタリア好きだという葛西さんがローマをイメージ。「赤い洞窟」を演出している。

 ドリンクは、イタリア20州のワイン(赤・白・スパークリング)を1本ずつ用意。売り切れ次第、別の種類をそろえるため、毎回さまざまなワインが楽しめるという。価格は、グラス=800円~、ボトル=4,000円~8,000円。フードメニューは、ドライフルーツやナッツを木のプレートにアレンジした「きこりの森」(1,200円)や生ハム、チーズなどのつまみ類をそろえる。客単価は4,000円。

 オープン日は「タンジェ」の3周年記念日。葛西さんは「音楽しか知らなかったし、始めは飲食に興味がなかった。しかし『タンジェ』のオーナーと縁がありバーの話が出た時、さまざまな人に出会えるのでは、と思った」と話す。今後については、「自分自身もバンド活動をしていたので、いずれ音楽活動も行っていきたい。店で流しているさまざまな音楽も楽しんでいただければ。ワインについても勉強していきたい」と意欲をみせる。

 3周年目を迎えた「タンジェ」も、フレンチビストロから地中海料理を中心としたメニューに変更。宮城県出身のシェフ、近江文彦さんは「もっと普段使いできるようなカジュアルな店にリニューアルしたが、地震で出ばなをくじかれてしまった。故郷の被害も大きいので、いろいろ考えさせられる。まずは被災地のためにも、こちらの人間が頑張って盛り上げていきたい」と力を込める。

 営業時間は18時~24時(3月31日までは21時まで)。日曜定休。

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