大崎の会場で約1000名が「アニ検」に挑む-ケロロ軍曹も受験

アニ検(3級)を受験するも、思いがけぬ難問に頭を抱えるケロロ軍曹。さて、アニメ検定の合否の結果は…。

アニ検(3級)を受験するも、思いがけぬ難問に頭を抱えるケロロ軍曹。さて、アニメ検定の合否の結果は…。

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 東京アニメセンター事務局(千代田区)は11月23日、品川区大崎の大学キャンパスで「第2回全国総合アニメ文化知識検定試験」(以下、「アニ検」)を実施した。同検定は、有限責任中間法人日本動画協会(AJA)公認。同時に大阪会場でも行われた。

アニ検の試験会場には、メイド服の受験生も登場!

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 アニ検は、子どもからお年寄りまで幅広い層をターゲットにアニメファンの拡大を図りつつ、日本の「文化」「産業」ともいえるアニメーションへの関心を高める目的でスタート。最終的には、アニメクリエイターの育成までを視野に入れているという。

 当日の受験会場には、スーツ姿のケロロ軍曹と角川アニメ「鋼殻のレギオス」の主題歌に抜擢された「Daisy × Daisy」ことMiKAさんが登場。メイド服の受験生らとともに、アニ検3級に挑戦した。

 受験前は余裕のゼスチャーを見せていたケロロ軍曹だが、受験終了後は無言でうなだれる一幕も。それでも同行者を介して、「我輩はもっと歯ごたえのある問題が出ると思ったであります。この程度の問題なら、朝飯前のちょちょいのちょいでございます。次回の2級が待ちきれないであります」と強気のコメントを連発した。

 しかし、「3級合格の確率は何パーセント?」という取材記者の質問に再び沈黙。だんまりを決め込んだが、「あまり深くツッコまないでやってください」という関係者から発言で、バツの悪そうなパフォーマンスも披露した。

 また、今回の検定試験では、前回の受験で3級に合格した声優の長嶋はるかさんが2級にチャレンジ。2級の難易度については、「受験に向けて、『アニメ検定公式問題集』を一通り解くなど準備してきたが、やはり難しかった。結果はどうなるかわからないが、ベストを尽くしたと思う」と笑顔を見せた。

 さらに、アニ検合格を目指す人たちへのアドバイスを求めると、長嶋はるかさんは「私自身もアニメが大好きで、普段から関連する雑誌や書籍もたくさん読んでいる。日々さまざまな情報を収集しながら、もっとアニメを好きになってほしい」とエールを送った。

 今回のアニ検は、2~5級を実施。東京会場、大阪会場を合わせた受験申込者数は、2級=80名(4名)、3級=440名(41名)、4級=337名(44名)、5級=354名(49名)の合計1211名となった(※カッコ内の人数は大阪会場の受験申込者数)。3級、4級、5級の併願は可能だが、2級の受験は3級受験合格者のみ。検定料は、1人当たりそれぞれ、2級=5,200円、3級=4,700円、4級=4,200円、5級=3,700円。

 各級の知識レベルは、2級がプロフェッショナルランク(プロデューサー、専門誌編集者)、3級がスーパーファンランク(アニメ研究会部長、研究同人誌編集長)、4級がノーマルファンランク(アニメ研究会部員、ファン)、5級がビギナーファンランク(アニメやゲームが好きなファン)を想定しているという。

 合否の結果発表は、12月下旬に通知予定。合格者には合格認定証が同封される。

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