品川プリンスホテルのアネックスタワー（港区高輪4）にある吉本興業の新劇場「よしもとプリンスシアター」が11月30日、契約期間満了のために営業を終了する。

　2009年4月にオープンした同劇場。新喜劇や寄席など従来の出し物のほか、ダンスを主体としたショーや所属タレントが脚本を手掛けるコメディー芝居など、新たな演目も展開してきた。ホール面積は737平方メートルで、席数は433席。

　よしもとクリエイティブ・エージェンシー広報プロモーションセンターの矢野さんは「ジャグリング、タップダンスのショーやタレントの脚本によるコメディー芝居など、新たな試みはお客さまのアンケート結果でも多くの支持を受け一定の成果を挙げた」と振り返る。

　「これまで品川を支えていただきましたファンの皆さま厚く御礼を申し上げる。また品川の地で捲土（けんど）重来を期して、鋭意努力を重ねてまいりたい。今後につきましては、最良の恩返しとして、ルミネtheよしもと（新宿）、ヨシモト∞ホール（渋谷）、神保町花月、よしもと浅草花月の直営劇場での公演や地方公演でも品川で培ったノウハウを生かしていきたい」とも。

　30日の公演は通常通り行う。開演時間は「ファイヤープロレスリング！ 2」＝19時、「相方とは？～お客さんは絶対知らない僕らの本当の関係性を本音でトークします～」＝21時。