グループ展「散らかしガーデンプレイス2 -酷暑天国-」が8月28日から、アトリエ・サロン「コウシンキョク」(品川区二葉4)で開催される。
2021年にオープンした「コウシンキョク」は、彫刻家の平山匠さんが町工場跡を利用して運営するアトリエ兼「公民館的」スペース。「流動的に変容するコミュニティースペース」「人それぞれの感性に触れること」「自分らしく生きるために、自分以外の誰かの生き方を知ること」の3つを目標に、陶芸教室やアートスペースとしての利用のほか、トークイベントや配信イベントなどを開催する。床面積は約11坪。
今回のグループ展は、作家40人によるドローイングを中心とした展示・販売イベント。数多くの作品を壁や床に無造作に配置したりぶちまけたりした「散らかし系」のインスタレーションで構成する。
同アトリエで2025年に初開催し、同年大阪で開いたイベント「散らかしヒルサイドテラス」を経て、今回で3回目。グループ展のコンセプトは、「一見すると『散らかった』状態で作品を楽しむ」こと。ハイソなイメージの商業施設名をパロディー化した展覧会名を付けたという。
同展覧会でキュレーターを務めるアーティストの藤城嘘さんは「完成度や商業的クオリティーが求められる中で、『手元におきたい作品』とカジュアルに出合う機会や、『ごみに見えかねない実験作』を展示する機会を設けたい」と話す。「無名、有名に限らず、画家やイラストレーター、漫画家、映像作家など、垣根を越えた多様な若手クリエーターの作品を展示する。即売会や学園祭、アーティストの自室、アトリエのような、にぎやかな雰囲気のイベントになれば」とも。
アトリエにはドローイングのほか、粘土細工や木彫り、陶器などの立体作品や、ZINE(同人誌)、ステッカーなどのグッズも並ぶ。作家1人につき5~10点の作品を展示予定で、総数は400~500点ほどに及ぶという。1万円未満の作品は、購入後にそのまま持ち帰ることができる。グッズ(500円前後~)、ドローイング(5,000円前後~)。
「作家が毎日在廊する予定。昨年は、作家がその場で絵を描いて作品を追加する場面も見られた。毎日何かしら変化が起きるグループ展なので、その違いも楽しみにしてほしい」と藤城さん。今後の展望については、「9月に韓国、12月に大阪でドローイングを中心とした展示を予定している。日本のサブカルチャーがさまざまな地域や国のローカルな文化と出合い、新たな作品が生まれることを期待している。海外の方とも積極的に交流を図りたい」と話す。
開催時間は15時~21時まで。月曜~水曜定休。入場無料。9月6日まで。