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西小山にベーカリー「やわらパン」 電気工事士がパン職人に転身、独立

「やわらPain」外観

「やわらPain」外観

 ベーカリー「やわらPain(パン)」(品川区小山5、TEL 050-1794-9600)が、西小山駅近くの住宅街にオープンして3カ月がたった。

「バゲットtoi」

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 店舗面積は5坪。テイクアウト専門で、レジ横のショーケースにパンを並べ、対面形式で販売する。

 店主の今出川和広さんは、電気工事士として働いた後、パン職人に転身。「VIRON(ヴィロン) 渋谷店」などで経験を積んだという。父親の和(やわら)さんが亡くなったことをきっかけに独立を決め、名前にちなんで店名をつけた。「Pain」はフランス語でパンを意味する。

 今出川さんは「1人でも運営できるようなコンパクトさという条件に加え、西小山の温かな雰囲気が気に入った」と話す。物件は当初、飲食店向けの設備が十分ではなかったが、電気工事の仕事で培った経験を生かして開業準備を進めたという。

 フランスやイタリア、マルタ島など、世界各地のパンを提供する。「日本人向けに変えすぎるのではなく、できる限り現地の味に近づけたいと考えている。フランス産小麦やキリバス共和国のクリスマス島の塩などを使うことで、ワールドワイドなパンの味を知ってもらえれば」と今出川さん。「対面販売で会話をしながら、それぞれのパンに合う料理やチーズなどをお客さんに紹介している。パンは食事と合わせるもの。現地での食べ方も含めて伝えたい」とも。

 パンは、「バゲットtoi」(220円)、マルタ島で食べられているという「ホブス」(130円)、クルミとレーズンを混ぜ込んだ「ノアレザン」(410円)、ドライフルーツを使った「ブリオッシュフリュイ」(380円)、チョコレートを包んだ「パンオショコラ」(340円)などを用意する。

 食品ロスの削減も店のテーマにしている。「パン職人として、苦労して作ったパンを大量に廃棄することに抵抗がある。場合によっては、営業時間を過ぎても販売を続けている」と話す。

 「オープン後は地域の皆さんが来店している。お客さんが、前回自分が提案した組み合わせを『おいしかった』と言ってまた来てくれた時は本当にうれしい」と今出川さん。「将来的にはマルタ島を訪問して、商品開発の参考にしたい。それまで、まずは一つ一つのパンの完成度をもっと高めていければ」と意気込む。

 営業時間は10時~15時。月曜・木曜定休。

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