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三田に創作イタリアン「グ ファミリア」 上州牛など群馬県産の食材を使う

オーナーシェフの大澤祐太さん

オーナーシェフの大澤祐太さん

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 創作イタリアン「gu famiglia(グ ファミリア)」(港区芝5、TEL 03-6722-6626)が都営地下鉄三田駅近くにオープンして2カ月がたった。

「群馬ブランド上州牛のステーキ」(写真提供=gu famiglia)

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 オーナーシェフで群馬県桐生市出身の大澤祐太さんは、大学進学を機に上京。飲食店での勤務を経て調理を学び、今回の独立開業にこぎ着けた。以前に店長として働いていた白金高輪のカフェバーでの顔なじみの客から要望を受け、港区周辺で物件を探したという。

 場所は、日本電気本社付近のビル3階。落ち着ける空間にするため、酒のボトルが並ぶバーカウンターには間接照明を使い、夜は店内の照明を暗くして昼と雰囲気を変える。店舗面積は約15坪。席数はカウンター=7席、テーブル=8席、ソファ=8席。今後は個室も利用できるようにする予定。

 ブランド肉「上州牛」など群馬県産の食材を使ったメニューを提供する。「里帰りした際、草津町で食べた上州牛の味に感動したことがきっかけ。地元の知り合いや農家を通じ、上州牛や県産の野菜を直接仕入れるルートを確保した」と大澤さん。

 ランチメニューは3種類。過去にカフェバーで提供していたメニューを改良した「無水調理のハヤシライス」(770円)、トマトで煮込んだ「イカのセート風煮込み」(880円)のほか、日替わりの「本日のパスタ」(990円)は上州牛の端肉を使ったボロネーゼを出す日もあるという。サラダとドリンクのセット(330円)や、ビール・ハイボール・ワインなどの「ランチアルコール」(550円)も提供する。

 グランドメニューは、ヒレの部位を使う「群馬ブランド上州牛のステーキ」(3,200円)、タマネギの甘みが特徴の「gu famiglia風アマトリチャーナ」(1,250円)、ケーパーを使って濃い味付けにした「グーファミ風カプレーゼ」、ドレッシングをかけてから丸ごと燻製(くんせい)する「燻製シーザーサラダ」(980円)ほか、「トリュフ風味の濃厚カルボナーラ」(1,300円)、「直送群馬野菜のフリット」(以上770円)など。

 ドリンクメニューは、大澤さんが特に好きな銘柄だという「アサヒスーパードライ」や「黒生ビール」(以上660円)、「ハーフ&ハーフ」(720円)、「アサヒエクストラコールド」(770円)など。日本酒はいずれも群馬の地酒で、辛口の「赤城山」とまろやかな「水芭蕉」(以上880円)を用意する。ウイスキー、カクテル、ワイン、焼酎、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクなども。

 オープン後の客層は20代~40代後半が中心で、オフィス街のためビジネスパーソンの利用も多いという。夜の客単価は5,000~6,000円。

 「提供する上州牛はヒレ肉で脂身が少ないため食べやすく、群馬県産の野菜も甘くておいしいので味わってほしい。今後はコースも用意するつもり」と大澤さん。「階段を上って3階にあるため入りにくいかもしれないが、一度来てくれたお客さんに『また来たい』と思ってもらえるような店づくりをしていきたい」とほほ笑む。

 営業時間は11時~15時、17時~23時。日曜定休。

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