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武蔵小山の和食居酒屋が新装-東北・北関東の日本酒そろえて応援

おすすめの日本酒を手に持つ泰基さん(左)とスタッフの久保竜大さん

おすすめの日本酒を手に持つ泰基さん(左)とスタッフの久保竜大さん

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 東急目黒線・武蔵小山駅近くに3月26日、和食居酒屋「料理と酒 泰もと」(品川区小山3、TEL 03-5498-6450)がオープンした。

「料理と酒 泰もと」の外観

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 1月まで和食居酒屋「きくや」として12年間営業していた同店。田町のそば店「案山子(かかし)」(港区芝2)を経営している山田健人さんが経営を引き継ぐことになり、大幅なリニューアルを行った。2スペース借りていた店舗を1スペースにし、和食に合う日本酒をメーンに据える。店舗面積は15坪で、席数はカウンター席=8席、テーブル席=8席、小上がり席=8席。全席禁煙に切り替えた。

 料理長は「きくや」時代から引き続き、健人さんの弟・泰基さんが務める。泰基さんは和食料理人歴22年で、生まれも育ちも武蔵小山。「会社が少ないので商売には難しい街かもしれない。手間暇かけた割烹料理を低価格で提供し、若い人を取り込んでいきたい」と話す。

 料理は毎日手書きのメニュー表を作り、日替わりの品を中心に用意。旬の素材を使用した「たけのこと若めの煮物」「たけのことタラの芽の天ぷら」(以上850円)や、カニの身をメレンゲであえてフワフワに蒸し上げ、ゆずのあんをかけた「かにのふわふわ蒸し」(800円)などのほか、「生麩(なまふ)の甘辛焼き」「生麩と里芋の揚げ出し」(以上750円)などの生麩や湯葉を使った料理を定番メニューに組み込んでいく。

 日本酒は、山形「山形正宗」(650円~)、宮城「山和」(宮城)、福島「飛露喜」(680円)、千葉「木戸泉」などを用意。東日本大震災で被災した地域を支援したいという思いから、ラインアップの半分を東北と北関東が蔵元の酒をそろえるほか、30代の若手が作る日本酒を中心に扱うという。客単価は4,500円~5,000円。

 同店スタッフの久保竜大さんは「自分たちが日本酒を好きで、若手を応援したい気持ちがあった。地震で沈んだムードがあるかもしれないが、新しい店のオープンで明るい話題を提供できれば。武蔵小山から全国に知られるようになりたい」と意気込みをみせる。

 営業時間は、月曜~金曜=18時~24時、土曜・日曜・祝日=17時~23時

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