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高輪ゲートウェイ駅2周年で「Playable Week 2022」 XRコンテンツで駅構内が海に

「空間自在ワークプレイス」を活用するワークショップの開催イメージ(写真提供=JR東日本)

「空間自在ワークプレイス」を活用するワークショップの開催イメージ(写真提供=JR東日本)

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 高輪ゲートウェイ駅の開業2周年を記念したイベント「Playable Week(プレイアブル ウィーク) 2022」が3月2日から、同駅と「TokyoYard Building(トーキョーヤード ビルディング)」(港区高輪2)で開かれる。主催はJR東日本(渋谷区)。

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 3月14日の開業2周年に合わせて開くイベントでは、駅周辺エリアの開発テーマ「やってみようが、かなう街」を体感できるプログラムを用意する。

 駅前道路北側では駅周辺のまちなみ風景のイラストを展示する。通常時は非公開の3階デッキでは、駅外観の線画を使って「駅イラストぬりえ会」を開催。参加者が色を塗ったイラストをエコバッグに転写して進呈する。改札外ゲートでは、手のひらサイズのトイドローンを使ったゲーム体験ブースも設ける。

 改札外デッキの特設会場では、マルシェを開催する。同駅オリジナルの焼き印が入った「帝塚山ぱん士郎」(港区)の「本食ぱん」(896円)や、「シェ・リュイ」(渋谷区)の「高輪ゲートウェイ駅限定ロール」(1,800円)などをそろえる。

 駅構内では、体験プログラム「XR Sea」を用意する。KDDI(千代田区)が開発したスマートフォンアプリ「SATCH X powered by STYLY」を起動して構内でスマートフォンをかざすと、海の中に駅があるような仮想現実空間を体験できる。同駅の周辺一帯がかつては海だったことから企画したという。

 駅周辺エリアでは、パソナテック(千代田区)が開発する避難支援システム「防災ヘルプサービス」を活用して、首都直下地震の発生を想定した避難支援の実証実験を行う。

 3日には、「『まちづくり』をテーマとした未来型ワークショップ」を2会場で開催する。JR東日本とKDDIの共同プロジェクトで、離れた場所にいても同じ空間にいるかのように会話できる「空間自在ワークプレイス」を利用する。

 4日は、ゲストを迎え「TokyoYard Conference 2022」をオンラインで開催する。品川開発プロジェクト(第1期)について紹介するほか、地域コミュニティーの形成や新規事業を街に実装するための施策についてディスカッションする。

 一部プログラムは事前予約制。予約は2月21日から専用フォームで受け付ける。

 開業以来の駅の利用状況やイベント開催を振り返り、JR東日本広報担当者は「少しずつではあるが、鉄道利用のほかイベントなどを目的に駅に来てもらえるようになり、地域住民の参加も増えている実感がある。今後も鉄道利用者、地域住民、まちづくりに関心を寄せてくれる事業者などとの接点として、イベントを継続していく。今後のまちびらきに向けて、規模や運営方法、内容などをブラッシュアップしていきたい」と話す。

 3月6日まで。新型コロナウイルス感染症対策として、各プログラムの参加者には、マスクの着用、手指の消毒などを求める。

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